「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」(平成27年7月)においては、4K・8K技術に関連した様々な製品やサービスが開発・販売され、生活、文化、社会に浸透していくことは、4K・8K技術に関する様々な分野の国内産業の発展、さらには国際市場での競争力強化につながるものであるとともに、これらの技術に基づいた放送サービスの展開及び普及にも寄与するものであり、総合的な取組を推進していくことが肝要、とされています。
また、本年10月に策定した情報通信分野の海外展開戦略においても、膨大な世界市場の形成が見込まれる4K・8K技術について我が国企業のビジネス機会を拡大するため、広告、医療、設計・デザイン等を含めた多分野において4K・8K技術の普及展開を図ることとしています。
さらに、タイ政府との間では、平成28年11月に、総務省とタイ王国国家放送通信委員会との間で署名された放送・通信分野の協力に関する覚書に基づき、4K・8Kなどの先進的放送技術に関する協力が進められているところです。
このような状況を踏まえ、今般、総務省は、美術分野における8K利活用の事例を海外において具体的に示し、我が国の優れた4K・8K技術の普及展開に資することを目的として、文化庁と協力して、バンコク国立博物館で開催される「日本美術のあゆみ−信仰とくらしの造形−」展において8K映像の展示を行うこととしました。
総務省は、このような取組を通じ、引き続き、4K・8Kの総合的な推進を進めてまいります。
【バンコク国立博物館「日本美術のあゆみ−信仰とくらしの造形−」展での8K展示概要】
期間: 平成29年12月26日(火)〜平成30年2月18日(日)
(※2)
場所: タイ王国バンコク国立博物館「日本美術のあゆみ−信仰とくらしの造形−」展
(※3)会場内
概要: 「千体仏の小宇宙 〜京都 三十三間堂〜」及び「祝舞 石橋 和合連獅子〜金剛流〜」(いずれもNHK制作)を8Kディスプレイにより上映し
(※4)、臨場感溢れる8K映像のデモンストレーションを実施