総務省は、本日、情報通信審議会(会長:内山田 竹志 トヨタ自動車株式会社取締役会長)から、平成18年9月28日付け諮問第2024号「放送システムの技術的条件」のうち「超高精細度テレビジョン放送のための1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用する放送事業用無線局(FPU)の技術的条件」について一部答申を受けました。
1 概要
現在、放送番組の素材を中継するための放送事業用無線局(FPU)は、1.2/2.3GHz帯、マイクロ波帯(5.9GHz帯〜13GHz帯)及びミリ波帯(42/55/120GHz帯)において技術基準が策定され、運用が行われています。
このうち、1.2/2.3GHz帯については、その特性から、見通し外での映像伝送が可能で移動しながらの番組中継がしやすいという特長があり、スポーツ中継などに幅広く活用されていますが、現行FPUの映像伝送は2Kまでに留まっていました。
今般、FPUを双方向化し、伝搬環境の変動に応じて動的に伝送パラメーターを変更する仕組みにより、4K・8K映像の高品質伝送に対応できる技術が確立されたことから、昨年6月より、情報通信審議会情報通信技術分科会放送システム委員会(主査:伊丹誠 東京理科大学教授)において、実用化に必要な制度化に向けて技術的条件の検討が進められてきたところ、本日、情報通信審議会から一部答申を受けたものです。
2 一部答申
超高精細度テレビジョン放送のための1.2GHz帯及び2.3GHz帯を使用する放送事業用無線局(FPU)の技術的条件に係る一部答申の概要は、
別紙
のとおりです。
3 今後の予定
総務省では、今回の一部答申を踏まえ、関係規定の整備を行う予定です。
4 資料の入手方法
別紙の資料については、総務省ホームページ(http://www.soumu.go.jp)の「報道資料」欄に、本日(18日(火))情報通信審議会 情報通信技術分科会 分科会長会見(15時40分目処)終了後に掲載するほか、総務省情報流通行政局放送技術課(総務省11階)において閲覧に供するとともに配布します。
【関係報道資料】