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報道資料

平成23年6月10日
総務省

地上デジタル放送への完全移行に向けた最終確認のお知らせ

― ご高齢の方等の地デジ対応、アンテナ対応等をお急ぎください! ―

 平成23年(2011年)7月24日(日)の地上デジタル放送への完全移行を前に、ご準備ができていないご高齢の方等への支援や、戸建て世帯でのアンテナ対策の勧奨を強化します。ご準備ができていない世帯等では、工事が集中するなど7月24日(日)までに対応が間に合わなくなることのないよう、お早目のご確認とご準備をお願いします。
 なお、東日本大震災の影響を踏まえ、地上アナログ放送が一定期間延長される岩手県、宮城県、福島県については、改めてご案内させていただきます。

1 ご高齢の方等に対する対応の強化

(1)「地デジ臨時相談コーナー」の開設

 地上アナログ放送終了に向け、地上デジタル放送に未対応の世帯から寄せられる駆込相談や直後の緊急の相談にも応じるため、 デジサポ(総務省テレビ受信者支援センター)では、6月15日(水)(一部地域は6月27日(月)等)から8月26日(金)までの約2ヶ月間、各地の市町村役場を中心に約1,600箇所(岩手県、宮城県、福島県を除く44都道府県)の「地デジ臨時相談コーナー」を設置します(概要について別紙1PDFをご覧ください)。

 この「地デジ臨時相談コーナー」では、地上デジタル放送に関する受信相談、各種支援制度のご案内、暫定衛星放送等のご利用申込みの支援、各都道府県のデジサポや販売店への 取次ぎ等の対面サポート、さらには移動相談車(デジサポカー)を用いた移動受信相談も行います。また、相談員が不在の場合でも、各コーナーに設置する直通電話を通じて、 各都道府県のデジサポと直接相談を行っていただけるようにします。

 具体的な設置個所・運営時間につきましては、デジサポのHPをご覧ください。

(2)「地デジボランティア」等による活動の強化

  • (i) 40万人規模の「地デジボランティア」によるご高齢の方等への声かけ全国の各地域で活動している団体(ボランティア団体、NPO、民生委員等)や 全国規模の組織(ボーイスカウト日本連盟、みらい子育てネット(母親クラブ))にご協力いただき、ご高齢の方等に地上デジタル放送への対応を促す声かけや、 相談先電話番号等を記載したカード、地上デジタル放送に関するパンフレットの配付を本年1月下旬から全国的に展開しています。
     現在、約2,000団体・約40万人規模の方が活動中であり、「地デジボランティア」への参加の輪が広がりつつあります (活動事例について別紙2PDFをご覧ください)。
  • (ii) 「まちの地デジ相談コーナー」の設置
     全国電機商業組合連合会加盟の電気店(約2万箇所)及び(社)日本ケーブルテレビ連盟加盟のケーブルテレビ事業者(約170箇所)では、 「まちの地デジ相談コーナー」ののぼりを立て、地上デジタル放送に関する幅広い相談に応じる予定です。

(3)経済的にお困りの方への簡易なチューナー等支援の強化

 経済的な理由で地上デジタル放送がまだ受信できない方へのデジタル化対応の支援として、NHK放送受信料全額免除世帯の方に対しては 簡易なチューナーの無償給付(配送)、訪問設置やアンテナ工事等、市町村民税非課税(特別区民税を含みます。以下同じ。) 世帯の方に対しては簡易なチューナーの無償給付(配送)や電話サポートを行っています。

 地上アナログ放送終了の直前直後における緊急の申込みにも応じるため、本年6月下旬から8月下旬までの約2ヶ月間、 総務省 地デジチューナー支援実施センターとデジサポが連携した即応体制を整えます。

 具体的には、申込後すぐにチューナーをご利用になれるよう、訪問日の調整等を省略して速やかにチューナーを配送します。 また、デジサポの「地デジ臨時相談コーナー」において、支援の申込みの手続きを支援します。

 また、市町村民税非課税世帯の方で簡易なチューナーの設置や操作方法が分からずお困りの方には電話サポートを行っていますが、 ご高齢の方のみの世帯など電話サポートのみでは不十分な方には、デジサポと連携して訪問サポートを行います。

 なお、本支援の申込期限は7月24日(日)まで(消印有効)としていますが、地上アナログ放送終了後にお困りの方がいる場合、 申込期限後の申込みにも弾力的に対応します。

 詳しくは、総務省 地デジチューナー支援実施センターへお問い合わせください。

2 南関東等におけるアンテナ対策の強化

 地上デジタル放送を受信するために必要なUHFアンテナの設置は、受信者自ら行っていただいておりますが、南関東を中心にVHFアンテナのみが設置されている戸建て住宅及び一部の集合住宅等を対象に、アンテナのご対応をいただくためのチラシ(関東での例について別紙3PDFのとおりです)の配付を行っています。アンテナ工事が間に合わなくならないよう、ご対応をお急ぎ願います

  特に中継局に比較的近く地上デジタル放送の電波が強い地域(強電界地域)では、ベランダ等に設置する簡易アンテナ(室内アンテナ含む)で受信できることも多いと考えられます。こうした地域では、地上デジタル放送の受信可否をご自分で簡単に確認いただける地デジテスター(イメージについて別紙3PDFをご覧ください)を本年6月中旬以降、チラシに同封する場合もあります。こうした地域では、簡易アンテナのご活用もご検討ください。(なお、デジサポでは、簡易アンテナを一定期間お試しいただける取組も行っています。詳しくは、デジサポへお問い合わせください。)

3 電話相談体制の大幅な強化

 地上デジタル放送に関するご相談は、総務省地デジコールセンターが中核として対応しています。放送による周知の強化等に伴い、増加しつつある電話によるお問い合わせに対応できるよう、電話相談体制を順次強化してまいります。具体的には、オペレータの席数を本年6月から370席に拡充したところであり、7月の地上アナログ放送終了前後には、最大約1,200席規模まで拡充します。さらに、運営時間についても、7月18日(月)から地上アナログ放送終了後まで、24時間体制でご相談を受け付けます。

 なお、地デジコールセンターやデジサポで受け付けた相談については、必要に応じ電器店やケーブルテレビ等、関係事業者・団体を適切にご案内します。地上デジタル放送への対応に関する基本的な問い合わせに限らず、各種支援施策の照会、地域事情に応じた個別のご相談、どこに問い合わせればよいかよく分からないような場合のお問い合わせに至るまで、幅広く受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。

4 その他の取組

(1)「戸別訪問」によるデジタル化を具体的にサポート

 地域の電器店、ケーブルテレビ事業者が「地デジサポーター」(全国約2万人登録)として、具体的な受信相談や店舗紹介等によりサポートしています。 訪問による相談をご希望の場合は、お近くのデジサポや地デジ臨時相談コーナーへお問い合わせください。

(2)暫定衛星対策の「一時利用」

 難視聴等により地上デジタル放送を視聴できない方を対象に、暫定的難視聴対策事業を実施しています(本事業の対象地区は「地デジ難視対策衛星放送の対象リスト(ホワイトリスト)」に掲載し、 対象の方には個別にご案内しています)。

 これに加え、本年6月1日から、地上アナログ放送終了までにアンテナ工事等が間に合わない方でも暫定衛星対策の「一時利用」を可能としています(BSアンテナ等の受信設備は各自でご準備いただく必要があります)。

 詳しくは、地デジ難視対策衛星放送受付センターへお問い合わせください。

【お問い合わせ先】(電話番号のおかけ間違いにはご注意ください)

《デジサポ(総務省テレビ受信者支援センター)》

全国のデジサポでお受けします。最寄りのデジサポの電話番号は別紙4PDFのとおりです。
平日:9時から21時まで 土・日・祝日:9時から18時まで
ホームページ:デジサポ
《地デジコールセンター(総務省地デジコールセンター)》
※受信相談業務は終了しました。
 
《経済的にお困りの方への簡易なチューナー等支援(総務省 地デジチューナー支援実施センター)》
  • (1)NHK放送受信料全額免除世帯への支援
     ※支援業務は終了しました。
     
     
  • (2)市町村民税非課税世帯への支援
     ※支援業務は終了しました。
     
     
《暫定衛星対策(地デジ難視対策衛星放送受付センター)》
※受信相談業務は終了しました。


本件報道発表資料の印刷用(PDF)はこちらPDF
連絡先
情報流通行政局地上放送課
  電 話:(代表)03-5253-5111
  FAX:03-5253-5794

【デジサポ関係】
  担当:鎌田補佐、大出主査、桑山官
                    (内線5792)
【地デジコールセンター関係】
  担当:水間補佐、川畑主査、安倍官
                    (内線5792)
【経済的にお困りの方への
 簡易なチューナー等支援関係】
  担当:松本補佐、小笠原専門職、野間官、
       森官          (内線5942)

【暫定衛星対策関係】
  担当:日下補佐、渡邉主査、小林主任
                    (内線5949)

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