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報道資料

平成25年6月3日

グアテマラ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定

 現地時間5月30日、グアテマラ共和国は、同国における地上デジタルテレビ放送方式の規格として日本方式(ISDB−T)の採用を決定しました。海外での日本方式の採用は14ヶ国目になります。

1 グアテマラ共和国政府による日本方式の採用

(1)総務省は、関係省庁等並びにブラジル連邦共和国政府及びコスタリカ共和国政府と連携しつつ、グアテマラ共和国政府関係者を対象に日本方式の優位性について説明会を実施するなど日本方式の採用に向けた働きかけを行ってきたところです。

(2)グアテマラ共和国では、通信監督庁が2012年10月に日本方式を含む地デジ方式に関する調査や技術試験の結果を踏まえ、日本方式を推薦する旨の報告書をとりまとめ、その後もグアテマラ共和国政府内で方式決定についての議論が行われてきたところです。

(3)これを受けて、グアテマラ共和国政府は5月30日、大統領令を通じ日本方式の採用を発表し、同月31日付け官報に掲載されました。

2 総務省の今後の取組

(1)総務省は、関係省庁及び関係機関と連携のうえ、グアテマラ共和国における日本方式の円滑な導入に向けて、技術協力、人材育成等の支援を実施していく予定です。

(2)今後とも、日本方式を採用した国々と連携しつつ日本方式の更なる海外普及に努めていきます。

(参考資料)

1 日本方式(ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting − Terrestrial)
 国際標準となっている地上デジタルテレビジョン放送の規格には、大きく分けて日本方式、欧州方式、米国方式、中国方式の4方式が存在します。日本方式は、1つの送信機で固定端末向けと携帯端末向け放送を実現し、効率的な設備投資でネットワーク構築が可能といった優位性がある他、また、災害時や停電時のような状態であっても、電池で稼働しいつでもどこでも受信できる携帯端末向け放送や緊急警報放送等の機能は、災害対策のツールとしても有効です。

【日本方式採用各国の採用時期】
・ブラジル 2006年 6月
・ペルー 2009年 4月
・アルゼンチン 2009年 8月
・チリ 2009年 9月
・ベネズエラ 2009年 10月
・エクアドル 2010年 3月
・コスタリカ 2010年 5月
・パラグアイ 2010年 6月
・フィリピン 2010年 6月
・ボリビア 2010年 7月
・ウルグアイ 2010年 12月
・モルディブ(国営放送) 2011年 10月
・ボツワナ 2013年 2月

2 日本方式の海外展開の状況
 日本は、ブラジルなど日本方式を採用した国とも連携し、いまだ方式決定をしていないアジア・中米・南部アフリカ諸国等にも採用を働きかけています。
連絡先
情報流通行政局放送技術課
担当 :宮澤補佐、林係長
電話 :03-5253-5784
FAX :03-5253-5788
電子メール:btd_i_atmark_ml.soumu.go.jp
情報通信国際戦略局国際経済課
担当 :寺村補佐、坂本係長
電話 :03-5253-5928
FAX :03-5253-5930
電子メール: creative_iead_atmark_ml.soumu.go.jp
※ スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。

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