総務省は、ASEANにおけるサイバーセキュリティの能力構築への協力に取り組んでおり、この一環として、この度、バンコク(タイ王国)において、「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」が設立され、平成30年9月14日に同センターの開所式が開催されます。
総務省としては、この取組を契機に、ASEANにおけるサイバーセキュリティの能力構築への協力を更に強化して参ります。
1.背景・目的
「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」では、総務省のイニシアティブにより、日本政府が拠出する「日ASEAN統合基金(JAIF)」を通じた財政的支援の下、タイ・デジタル経済社会省傘下のETDA(電子取引開発機構)が、ASEAN域内のサイバーセキュリティ能力向上を支援する人材育成プロジェクトを実施する予定です。この取組は、昨年の日ASEAN情報通信大臣会合において合意されました。
今後、同センターにASEAN各国の政府機関サイバーセキュリティ担当者等を集め、実践的サイバー防御演習(CYDER)(※)を受講いただくこととしています。
この度、同センターの開所式がバンコクにて開催されることとなり、渡辺総務審議官が出席します。開所式には、渡辺総務審議官の他、ピチェート タイ・デジタル経済社会大臣をはじめ、ASEAN各国の情報通信担当高級実務者等が出席予定です。
(※)CYDER(Cyber Defense Exercise with Recurrence)は、国内では国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が実施主体となり、国の行政機関、地方公共団体、独立行政法人及び重要インフラ事業者等の情報システム担当者等を対象とした体験型の実践的サイバー防御演習を行っています。
2.開催概要
【場 所】 バンコク(the 9th Towers Grand Rama9(Tower B)21階)
【日 程】 平成30年9月14日(金)13:00〜
【出席予定者】 渡辺総務審議官、ピチェート タイ・デジタル経済社会大臣、
ASEAN各国の情報通信担当高級実務者等
【構 成】 開会の挨拶、日本政府からの政策紹介
実践的サイバー防御演習(CYDER)のデモンストーション
<関連報道発表資料>