総務省は、近年の携帯電話の広範な普及、端末の高速・高機能化、通信料金体系の変化等を背景に、急速に拡大するモバイルビジネス市場の動向に関する調査を2003年から行っています。
このたび、2009年の調査結果を取りまとめましたので、公表します。
1.調査結果
・2009年のモバイルビジネス市場は15,206億円。前年比1,682億円(12%)増加。
・うち、モバイ ルコンテンツ市場は5,525億円で前年比690億円(14%)増加。
モバイルコ マース市場は9,681億円で前年比992億円(前年比11%)増加となった。
・携帯インターネット利用人口が伸びる中(8,010万人。前年比6.7%増。総務省「平成21年通信利用動向調査」)、市場は順調に拡大。特にコマース市場の伸びが顕著。
2.算出方法
(1) モバイルコンテンツ市場
携帯電話事業者の発表資料及び主要事業者のデータとアンケート調査によって得られた結果を用いて推計。
(2) モバイルコマース市場
モバイルビジネスに従事する主な事業者・団体等にヒアリングを実施し、その結果を基に推計。
3.調査委託先
本調査は、総務省の委託を受けてモバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)が実施。
(http://www.mcf.to/)
※モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)について
モバイルコンテンツ環境の活性化のため、通信事業者、メーカー、コンテンツプロバイダー等の企業が参加して1999年 に設立。2009年に一般社団法人に移行した。
(2009年12月時点の会員数:281社)