4月23日(現地)、山口内閣総理大臣補佐官は、麻生総理大臣の総理特使としてペルーを訪問しました。訪問中、現地時間4月23日10時(日本時間4月24日午前0時)、ガルシア・ペルー大統領と会談し、大統領からペルーにおける地上デジタルテレビ放送方式の規格として日伯方式(ISDB−T方式)を採用することを決定したことを伝達され、公表されました。 |
1.ペルーにおける地上デジタルテレビ放送方式決定の経緯
(1)総務省は、2006年にブラジルにおいて地上デジタルテレビ放送ISDB−T方式が採用されて以来、関係省庁、放送事業者、メーカ、研究機関らと官民連携しつつ、専門家を派遣してのセミナー開催、送信機などを搬送しての試験放送の実施、日本の普及状況を把握してもらうためのペルー関係者の我が国への招聘などの働きかけを継続して行ってきたところです。
(2)日本及びブラジルの政府首脳からの働きかけも行われた結果、ペルー政府はISDB−T方式の採用を決定し、昨日、総理特使としてペルー訪問中の山口内閣総理大臣補佐官に対してガルシア・ペルー大統領から伝達されるとともに、公表されペルー国民に伝えられました。
(3)なお、ガルシア大統領から伝達される際には、寺ア総務審議官、鳩山総務大臣政務秘書官、目賀田駐ペルー国大使が同席いたしました。
2.総務省の今後の取組
(1)総務省は、ペルー政府が正式にISDB−T方式の採用を発表したことを受け、ペルーにおけるデジタルテレビの早期の実用化と普及に向けて技術協力、人材育成など支援していく予定です。
(2)今後とも、ブラジル、ペルーと連携しつつISDB−T方式の更なる海外普及に努めていきます。