1 背景・目的
「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の「地球的課題検討部会」では、環境問題や医療問題等の世界各国が直面している地域的・地球的課題を克服するための方策について検討を行っています。
地球的課題検討部会で検討している地域的・地球的課題に対する克服の一環として、脳研究とICTの融合技術である脳情報通信技術の活用が期待されています。脳情報通信技術の活用は、チャレンジド(障がい者)及び高齢者への支援並びに超低消費エネルギー及び不測の事態でも柔軟に対応できる情報通信ネットワークを実現し得るものとして期待されています。
今般、短・中期的及び長期的に取り組むべき課題について検討することを目的として「脳とICTに関する懇談会」を開催します。
2 検討体制
総務大臣、総務副大臣(情報通信担当)及び総務大臣政務官(情報通信担当)並びに別紙の有識者で構成し、以下の課題について検討します。
(1) 短・中期的に取り組むべき課題
脳活動を介して意図や動作を機械に伝える技術におけるチャレンジド (障がい者) 及び高齢者への適用方策
(2) 長期的に取り組むべき課題
・脳活動を介して意図や動作を機械に伝える技術の高度化方策
・脳に学ぶ効率的な情報ネットワーク技術の実現に必要な要素技術の確立方策
3 構成員
別紙 のとおり
4 スケジュール
第1回会合を平成22年4月30日(金)13時から総務省8階第一特別会議室で開催し、7月を目途に中間取りまとめを行い、平成23年3月を目途に最終報告書を取りまとめる予定です。