報道資料
平成22年1月25日
「公立病院経営改善事例集」の公表について
総務省は、昨年6月から、公立病院の経営改善の取組等について調査・研究を行い、経営改善等の事例集を作成するため、「公立病院経営改善事例等実務研究会」を開催してきました。対象病院の選定、個別の病院からのヒアリング、調査の回答に対する分析や検討などを経て、今般、「公立病院経営改善事例集」が取りまとまりましたので、公表します。
○公立病院経営改善事例集の概要
- 第1章 公立病院の経営改善事例
- 経営状況が良好である公立病院などの33医療機関に対して経営改善取組事例の調査を実施し、回答の中から10病院の取組事例を紹介。
- (1) 経常損益が黒字の事例
国保藤沢町民病院[54床](岩手県)、綾川町国保陶病院[63床](香川県)、市立大森病院[150床](秋田県)、尾道市公立みつぎ総合病院[240床](広島県)、三豊総合病院[519床](香川県)
- (2) 近年において経営形態の変更を行った事例
岡山県精神科医療センター[252床](岡山県)《地方独立行政法人化》、那覇市立病院[470床](沖縄県)《地方独立行政法人化》、東栄町国保東栄病院[69床](愛知県)《指定管理者制度の導入》、公立黒川病院[170床](宮城県)《指定管理者制度の導入》
- (3) 近年において経営形態の変更と併せて医療機能の再編・ネットワーク化を行った事例
山形県・酒田市病院機構[760床](山形県)《地方独立行政法人化》
- 第2章 経営改善の主な取組事例
- 経営改善取組事例の調査の回答の中から、第1章で紹介した10病院以外における主な取組事例について、取組の項目別に紹介。
- 第3章 医師確保対策の主な取組事例
- 都道府県、市町村に対して医師確保に係る取組事例の調査を実施し、回答のあったものから主なものについて紹介。
- 第4章 公立病院の施設整備の状況
- 平成11〜20年度に供用を開始した公立病院の施設整備の実態調査を実施し、回答のあった230病院の建築単価の状況等について紹介。
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