報道資料
平成30年12月12日
空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件
−情報通信審議会への諮問−
総務省は、本日、「空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件」について、情報通信審議会(会長:内山田 竹志 トヨタ自動車株式会社 取締役会長)へ諮問しました。
諮問理由等は、以下のとおりです。
1 諮問の理由
空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムは、電波の送受信により電力を伝送するシステムであり、有線で接続することなく、情報通信機器等への充電や給電が可能であることから、工場内で利用されるセンサー機器等への給電、オフィスにおけるマルチメディア機器等の充電など、幅広い分野での利用が期待されており、現在、それらの実用化に向けて国内外で実験・開発が進められています。
空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムは、既に実用化されているコイルを介した磁界結合型ワイヤレス電力伝送システムや電極を介した電界結合型ワイヤレス電力伝送システムと異なり、空中線を用いて空間へ意図的に電波を発射することで電力を伝送するという性格を有しています。
このため、空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの実用化にあたっては、従来の無線システムと同じように他の無線システムとの周波数共用や電波の安全性等に関する技術的条件を明らかにすることが必要ですので、空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件に関し、情報通信審議会に諮問を行いました。なお、参考資料は
別紙のとおりです。
2 答申を希望する事項
3 答申を希望する時期
4 今後の予定
答申を受けた後、速やかに関係省令等の改正を行う予定です。
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