報道資料
平成28年2月22日
テレメーター・テレコントロールの高度利用に関する調査検討結果を公表
− テレメーター・テレコントロールの高度利用に向けて −
北海道総合通信局(局長 安井 哲也(やすい てつや))は、電波を利用したテレメーター・テレコントロールの高度な利用方法について、「テレメーター・テレコントロールの高度利用に関する調査検討会(座長:北海道大学大学院情報科学研究科 教授 大鐘 武雄(おおがね たけお))」を設置し、平成27年5月から実証試験を交えた調査検討を行ってきました。
この度、同調査検討会では、その結果を報告書として取りまとめましたので公表します。
※ テレメーター・テレコントロール:遠隔地点の計測器等のデータを伝送し、または、遠隔地点の装置を制御するシステム。
1 調査検討の背景
電波を利用した中長距離伝送が可能なテレメーター・テレコントロールシステムは、古くからダムや河川管理等の業務に小容量のデータ伝送用として活用されてきました。
昨今、農林水産業を中心に各種センサーやカメラ画像等の中大容量のデータ伝送用に需要が高まっているが、現状のシステムでは一定の構内での使用に限られていることから、カバーエリアが広く、低価格で導入できる小型・軽量なシステムの実現が期待されていました。
2 調査検討の内容
本検討会では、これらの需要に対応可能なVHF帯の広帯域テレメーター・テレコントロールシステムについて、陸上及び上空での実証試験を交え、技術的検証及び周波数共用条件等の検討を行い、所要の技術的条件を策定いたしました。
また併せて農業分野や公共業務用などの分野の他、災害時等での高度な利用方法について提言し、報告書として取りまとめました。
3 テレメーター・テレコントロールの高度利用に関する調査検討報告書
4 今後の取組
本調査検討の成果を踏まえ、テレメーター・テレコントロールの高度利用の普及促進に向け、制度整備を進め、関係機関への働きかけ等に取り組むこととします。
<参考>
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