関東総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、産学官が連携して地域産業へのICT/IoTの導入促進を図るため、山梨県地域ICT推進協議会、山梨県及び山梨県IoT推進ラボとの共催により、「IoT利活用セミナーinやまなし」を平成31年3月7日(木曜日)に山梨文化会館 山日YBSホール(山梨県甲府市)で開催しました。
セミナーでは、山梨県の主要な産業である農業分野が抱える課題をICT/IoTの導入により解決する契機となるよう、関係機関と連携し先行事例の紹介等を行いました。農業関係者、企業、自治体関係者など、関係者を含め約110名が参加しました。
冒頭で、総務省関東総合通信局局長 黒瀬 泰平と、山梨県地域ICT推進協議会事務局長 渡邊 雅人氏より開会挨拶を行いました。
開会挨拶 黒瀬関東総合通信局長
開会挨拶 渡邊事務局長
その後、「農業分野における現状と課題」の掲題で、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 農業技術革新工学研究センター 高度作業支援システム研究領域 領域長 八谷 満氏より、社会実装に向けたICT・IoT・ロボットによるスマート農業の現状と今後について説明がありました。
続いて、山梨県 産業労働部新産業・経営革新支援課 課長補佐 河野 明氏より、「やまなしIoTラボの取組」について説明があり、県IoTラボ取組事例として、山梨市役所 小林 弘氏より「山梨市アグリイノベーションLabの取組」、県支援事業取組事例として、アイネクシオ 田中 剛氏より「ミツバチからのメッセージ」(電源がない山中で取り組むIoT養蜂)について説明がありました。
八谷 満氏
河野 明氏
講演に続き、事例紹介と施策紹介を行いました。
事例紹介では、農業データの活用による企業的経営の実現や、実用化が進む自動運転農機・農業ロボットなど、農業とIoTに関する最新の動向のほか、観光資源として農業体験のシェアリングなど、多くの取組の紹介がありました。
また、会場前には説明団体のパネル展示があり、休憩時間やセミナー終了後、資料収集や相談に立ち寄る参加者もいました。
会場の様子
展示の様子
総務省関東総合通信局、山梨県地域ICT推進協議会
山梨県、山梨県IoT推進ラボ
関東ICT推進NPO連絡協議会
経済産業省関東経済産業局、農林水産省関東農政局、山梨県農業協同組合中央会