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【関東総通】e−コムフォKANTO

令和元年12月18日
関東総合通信局

神奈川県横浜市にて「IoT導入支援セミナー」を開催

 総務省では、IoTの導入・利活用に関心のあるユーザ企業等を対象に、IoT導入支援セミナーを全国で開催しています。
 関東総合通信局(局長:古市 裕久)と横浜市経済局は、公益財団法人横浜企業経営支援財団との共催により、令和元年12月5日(木曜日)に横浜市において「IoT導入支援セミナーin横浜〜基礎から学ぶ「IoT体験セミナー」〜」を開催しました。
 本セミナーは、「横浜情報文化センター 情文ホール」を会場に、横浜市内を中心に製造業、サービス業(情報通信サービスを含む)、流通・小売業の方など33名が受講され、IoTの基礎知識、関連法制度・技術について学んだほか、IoT導入事例を考察・検証するワークショップを行いました。
 セミナーでは、横浜市で金属精密加工業を営む株式会社大野製作所代表取締役の大野 良(おおの りょう)氏から「濃度センサ活用による加工精度高度化の実現」と題したIoT導入の実例紹介がありました。大野氏からは、「機械加工時に使用する切削油は、季節変動(気温等)を考慮した濃度・温度管理等が必要となるが、IoT(濃度センサー)導入により年間を通じた適正管理・品質確保が可能となり、結果として加工装置で使用する刃の寿命延長や加工精度の向上、切削油の腐敗防止・使用量減少実現など業務効率化等で大きな効果が得られた。」と説明があり、受講生はIoT導入後の具体的な効果や今後の更なる展開について熱心に聞き入っていました。関連して、同製作所で導入している工作機械メーカーの株式会社誠和マザックの吉田(よしだ)氏、導入した濃度センサーなどを開発・製造等している株式会社アタゴの中尾(なかお)氏からも、導入の経緯や機器説明等がありました。
 その後、セミナー講師からIoTの関連法制度・技術について学んだ後、ワークショップでは、チューター役の横浜ものづくりコーディネーター等を中心に、グループ毎に自社の課題等を踏まえて実際にIoTを導入する場合に必要なIoT機器の検討や導入後の活用策等についてディスカッションを行い、活発な意見交換が行われました。
 参加された方からは、「IoT導入の参考となった。」「今後IoT化を検討していきたい。」といった声が聞かれました。
 本セミナーが参加された皆様の企業等におけるIoT導入・利活用等のきっかけとなれば幸いです。

※本セミナーは、総務省「IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業」として開催しています。

【主催者挨拶】

関東総合通信局 情報通信部長 小野寺 昭彦

関東総合通信局 情報通信部長 小野寺 昭彦

横浜市経済局 中小企業振興部 部長 高橋 功

横浜市経済局 中小企業振興部 部長 高橋 功

【事例紹介】

   株式会社大野製作所 代表取締役 大野 良 氏

  株式会社大野製作所 代表取締役 大野 良 氏

 

展示されたIoT機器について質問する参加者

【展示されたIoT機器について質問する参加者】

グループディスカッションの様子

【ワークショップの様子】

 関東総合通信局では、引き続き「Society5.0時代の地方」の実現に向け、IoT・AI等の実装推進や地域経済・社会に身近な分野でのIoT利活用の推進等を通じて、地域の皆様のお役に立つよう努めてまいります。

連絡先
総務省 関東総合通信局
情報通信部 情報通信連携推進課
(担当)望月、箭内
(電話)03-6238-1680

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