総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 関東総合通信局 > e-コムフォ KANTO(2014年) > 「いばらき総文2014」の運営をサポート

【関東総通】e−コムフォKANTO

平成26年8月13日
関東総合通信局

「いばらき総文2014」の運営をサポート

≪不法無線局に対して電波で警告! ≫
 関東総合通信局は、7月27日(日曜日)から31日(木曜日)にかけて、茨城県内で開催された「いばらき総文2014」(第38回全国高等学校総合文化祭)における電波利用環境を保護し、不法無線局等を排除して総合文化祭が円滑に運営できるようにするため、一般社団法人日本アマチュア無線連盟と合同で、不法無線局等に対して、電波による警告を実施しました。

全国高等学校総合文化祭

 全国高等学校総合文化祭は、文化部のインターハイとも呼ばれており、演劇・写真・書道など19分野の規定部門と、アマチュア無線やコンピュータなど4分野の協賛部門による競技会等が県内17市町村で開催されました。

アマチュア無線部門

 アマチュア無線部門では、7月29日(火曜日)に、茨城県土浦市の「茨城県立中央青年の家」で、電波を使ったオリエンテーリングとも呼ばれている「全国高等学校ARDF競技大会」が開催され、全国の高校生約160人が参加しました。
(ARDF:Amateur Radio Direction Finding アマチュア無線の電波による方向探索競技)

(下の写真はARDF競技大会に参加する高校生))

不法無線局に対して電波で警告

 関東総合通信局では、このARDF競技大会の開催における電波利用環境を保護し、不法無線局等から発射される電波により競技大会の運営に支障が発生しないようにサポートするため、大会前日の7月28日(月曜日)から大会当日の29日(火曜日)にかけて、不法無線局探索車(DEURAS−M)を出動させ、不測の事態に備えて待機させると共に、電波規正用無線局を使用して、会場周辺で開設運用されている不法無線局等に対して、電波法令を遵守するよう、電波による警告を実施しました。

(下の写真は電波規正用無線局の運用風景)

電波法令の遵守を周知

 また、一般社団法人日本アマチュア無線連盟 関東地方本部及び茨城県支部がこの電波規正用無線局の運用に併せてアマチュアガイダンス局を運用し、アマチュア無線用の周波数帯に出現する不法無線局等に対して、電波法令を遵守するよう、電波による周知広報を実施しました。
 これらの取り組みの結果、ARDF競技大会は円滑に実施され、また、会場周辺の不法無線局等は警告を受けて運用を中止するなど、大きな成果がありました。

不法無線探索車(DEURAS−M)展示公開

 大会当日は、ARDF競技大会に参加した高校生と引率の教員等を対象に、電波規正用無線局等の運用を公開して見学していただいた他、不法無線局探索車を待機させていたことから、探索車の展示公開も併せて実施しました。

 高校生達は、初めて見る不法無線局探索車に興味津々であり、当局の担当官を質問攻めにするなど強い関心を寄せていました。ある学生さんは、「これからもっと無線のことを勉強して、将来は無線関係の仕事をしたい。」と語っており、高校生の将来の進路選択の一助にもなりました。

(下の写真不法無線探索車(DEURAS−M)を見学する高校生)

 

電波の適正な利用を周知

 また、大会当日は、電波適正利用推進員 茨城県協議会の推進員も会場に集合し、来場者等を対象として、電波の適正な利用を呼びかけるパンフレット等の配布や、電波に関する各種相談の受付などを実施しました。 

(電波適正利用推進員:クリーンな電波利用環境創りに協力するため、各地方総合通信局長等から委嘱され、地域で周知啓発などの活動しているボランティア。全国で約700名。詳しくはクリーン電波のホームページへ)

情報通信行政に対する理解を深めていただくために

 関東総合通信局は、不法無線局に対して厳正に対処すると共に、今後も機会を捉えて、国民の皆様に総務省の情報通信行政に対する理解を深めていただくための取り組みを推進してまいります。

連絡先
総務省関東総合通信局
 電波監理部 監視第一課
 担当:石田・長津
 電話:03-6238-1810
 FAX:03-6238-1829

ページトップへ戻る