【関東総通】e-コムフォKANTO
平成27年4月10日
関東総合通信局
特別区におけるタクシー無線の耐災害性向上に向けて
≪タクシー無線の強靭化に関する公開実験を開催≫
関東総合通信局は、大規模災害時におけるタクシー無線の有効性を確認するために申請された実験試験局を免許しました。
これらの実験試験局を活用した、平成27年3月23日、関東総合通信局会議室において、一般社団法人全国自動車無線連合会(会長:坂本克己)、一般社団法人関東自動車無線協会(会長:野公秀)及び関東自動車無線協会東京支部(支部長:村澤儀雄)の三団体主催の「タクシー無線の強靭化に関する公開実験」に関東総合通信局 渡辺信一局長、関東運輸局 又野己知局長が出席し、報道機関を含む関係者50名を超える参加により盛大に開催されました。
本実験は、首都直下型地震が発生し、配車センターが被災し運用できないとの想定のもと、基地局の受信装置と送信装置を直結する「折り返し装置」を稼働させ、「臨時指令センター役」となった実験局搭載車両(タクシー)が「東京スカイツリー集中基地局」を介して、「タクシー同士」が相互に通信を可能にすることの実験です。
(タクシー無線の平時運用は、二周波半復信方式と呼ばれ、タクシー車両間の通信はできません)
先の東日本大震災の際、気仙沼市のタクシー会社がタクシー無線を使って自治体、消防に協力したことが知られています。また、東京のタクシーは東京都地域防災計画に組み込まれており、「発災時の災害情報の収集・伝達に関すること」と役割が定められています。
関東総合通信局は、今後も災害時等における無線通信の有効活用等の推進を、各機関と連携して実施してまいります。
タクシー無線の強靭化に関する公開実験システム図
来賓挨拶をする当局局長
来賓挨拶をする関東運輸局長
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