【関東総通】e-コムフォKANTO
平成27年10月19日
関東総合通信局
「電波の安全性に関する説明会」を開催しました(平成27年10月7日実施)
関東総合通信局は、電波環境協議会、公益社団法人神奈川県病院協会の後援を受け、平成27年10月7日に、神奈川県横須賀市「ウェルシティ市民プラザ大学習室」において、「電磁波の病院医療機器とペースメーカへの影響」と題して「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。
開催概要
本説明会は、私たちの身の回りにおいて様々な形で利用されている電波(電磁波)について、安全基準(電波防護指針)や健康への影響など、電波の安全性に関して正しい知識を身につけていただく目的で開催しており、今回は病院医療機器やペースメーカへの影響を重点にして開催しました。
医療機関における携帯電話等の使用に関する指針
説明会では、最初に埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科の加納隆教授から「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」と題して、病院内における携帯電話の使用ルールや医用機器への影響調査の結果などについて説明をされるとともに、諸外国の指針などについても解説を頂きました。
下の写真:埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科 加納隆教授
ペースメーカの仕組みと電磁波の影響について
続いて、一般財団法人日本デバイス治療研究所の豊島健理事長から「ペースメーカの仕組みと電磁波の影響について」と題して、植込み型心臓治療デバイスであるペースメーカの構造例や概要、動作について説明されるとともに、電磁波が与える影響について解説を頂きました。
下の写真:一般財団法人日本デバイス治療研究所 豊島健理事長
参加者アンケート
参加者からのアンケートでは、「良かった、新たな知見が得られた。」「電波は生活必需となっている現在、医療機器への留意点がよく理解できた」など、高評価を得ました。また、約9割の方が「理解できた」「ほぼ理解できた」と回答されており、有意義な説明会となりました。
なお、7割を超える方が「このような説明会を定期的に行ってほしい」と回答されています。
下の写真:説明会の様子
次回の予定
関東総合通信局では、電磁波に対して不安に感じていらっしゃる方々に正確な情報を伝えるべく、引き続き電波の安全性に関する説明会を開催する予定です。
次回の開催は、平成28年2月を予定しています。なお、開催案内は、1月頃当局ホームページに掲載する予定です。
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