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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成29年10月17日
関東総合通信局

「電波の安全性に関する説明会」を開催しました(平成29年10月3日)

 関東総合通信局は、栃木県、宇都宮市の後援を受け、平成29年10月3日(火曜日)に、栃木県宇都宮市「宇都宮市文化会館」において、「電波の安全性に関する説明会」を開催し、54名に参加いただきました。

開催概要

 本説明会は、私たちの身の回りにおいて様々な形で利用されている電波(電磁波)について、安全基準(電波防護指針)や健康への影響など、電波の安全性に関して正しい知識を身につけていただく目的で開催しており、栃木県内では初めての開催となります。

電波の安全性に関する総務省の取り組み

 説明会では、最初に「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題して、総務省関東総合通信局 森 克彦 電波監理部長から、携帯電話、スマートフォンをはじめとする「我が国における電波利用分野の拡大」について触れ、電波利用の普及・高度化に伴い、電波が人体や医療機器に与える影響への懸念が増大していることから、電波が人体に与える影響について安全基準や総務省における調査研究の実施状況、医療機関における電波利用についての説明を行いました。
 
森 克彦 電波監理部長
森 克彦 電波監理部長

電磁波の健康への影響と電波防護指針について

 続いて、WHO国際電磁界プロジェクト国際諮問委員会の日本政府委員やICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)科学専門家グループメンバーをつとめられている一般財団法人電気安全環境研究所 電磁界情報センター 大久保 千代次 所長から「電磁波の健康への影響と電波防護指針について」と題して、電波ばく露の生体への影響について解説されるとともに、国民のリスク認知の差異からくる目に見えない現象への不安への対処、リスク評価について健康影響に関する研究調査の結果を交えて説明いただきました。

電磁界情報センター 大久保 千代次 所長
電磁界情報センター 大久保千代次 所長

質疑・参加者アンケート

 説明後には質疑応答が行われ、携帯電話鉄塔の影響、電子レンジやIH調理器で調理した食品の安全性、最近増大している2.4GHz帯の無線機器の安全性などについて説明を行いました。
 参加者からのアンケートでは、「 電磁波に特化せず、他のリスクと比較されていて非常に分かり易く聞けた。」「出席者からの質問に丁寧に答えて頂いており、好感が持てた。」など、高評価を得ました。また、約98%の方が「理解できた」「ほぼ理解できた」と回答されており、有意義な説明会となりました。なお、約5割の方が「このような説明会を定期的に行ってほしい」と回答されています。

質問に答える講師2名
質問に答える講師2名

次回の予定

 関東総合通信局では、電磁波に対して不安に感じていらっしゃる方々に正確な情報を伝えるべく、引き続き平成30年度も電波の安全性に関する説明会を開催する予定です。

連絡先
総務省 関東総合通信局
電波監理部 電波利用環境課
担当:渡辺、竹内
電話:03-6238-1800

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