お知らせ
平成27年2月9日
アマチュア局バンドプラン改正に伴う電波監視の結果について
≪改正を知らないまま運用するアマチュア局を多数捕捉≫
三浦電波監視センターでは、平成27年1月5日から始まったアマチュア局の新バンドプランに合わせ、移行状況確認等のため2月4日 までの一か月間重点監視を行いました。その結果、告示に違反して運用したアマチュア局65局を捕捉したので周知啓発及び指導を行いました。
重点監視の概要
今回の重点監視により捕捉した違反運用局は65局ですが、潜在的にはより多数のアマチュア局がバンドプラン改正を知らないまま違反運用を行っているものと考えられます。そこで、関東総合通信局では、今後、新バンドプランの周知に一層努めるとともに、引き続き無線局の運用監査等を通じて、電波利用環境の向上を図ることとします。
【参考】
1 今回の重点監視で特に目立った違反は、7MHz(メガヘルツ)帯において拡張された7,030から7,045kHz(キロヘルツ)の電信及び狭帯域データ専用のバンドにおける、電話(SSB)や画像通信(SSTV)による運用でした。
周波数・電波型式別の違反局数内訳
3.5MHz
(メガヘルツ)
|
7MHz
(メガヘルツ)
|
合計 |
SSB |
SSB |
SSTV |
3 |
52 |
10 |
65 |
総合通信局管内別の違反局数内訳
北海道 |
4 |
東海 |
7 |
東北 |
6 |
近畿 |
3 |
関東 |
19 |
中国 |
6 |
信越 |
4 |
四国 |
3 |
北陸 |
3 |
九州 |
10 |
合計 |
65 |
注:沖縄総合通信事務所管内は0
2 アマチュア局バンドプランでは、音声等信号成分の電波も区分内に収まっていなければなりません。例えば、7MHz(メガヘルツ)帯における電話(SSB)の下側単側波帯(LSB)での運用は、抑圧搬送波周波数(=無線機にデジタル表示される周波数)を7,048kHz(キロヘルツ)以上に設定しないと、音声成分等の電波が電信及び狭帯域データ専用のバンドに輻射されてしまいますので注意してください。
7045khz付近でのSSB(LSB)の運用イメージ
【用語説明】
SSB:Single Side Band 単側波帯の略
LSB:Lower Side Band 下側の単側波帯を使用するSSBの略
SSTV:Slow Scan TeleVision 低速度走査テレビジョンの略
狭帯域データ:占有周波数帯幅が3kHz(キロヘルツ)以下データ通信
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