報道資料
令和5年9月4日
関東総合通信局
「ミリ波帯鉄道関係無線システムの技術的条件に関する調査検討会」を開催
総務省関東総合通信局(局長:高地 圭輔(たかち けいすけ))は、ミリ波帯(40GHz帯)を使用する列車無線システムの需要や要求条件を調査し、当該無線システムの技術的条件及び各システム間の周波数の共用条件を検討することを目的として、調査検討会を開催します。
1 背景・目的
近年、鉄道事業はコロナ禍による収入減により、事業合理化が必要となっており、その解決策の一つにワンマン運転化が挙げられます。ワンマン運転化においては、運転席からホーム上の安全を確認する「ホーム画像伝送」の導入が必要となっています。
また、車内のセキュリティ強化やメンテナンスの省力化を推進するため、車内カメラの映像や走行中の検測情報等を地上に送るための大容量伝送等が望まれているところです。
これらを実現するには、自営系移動無線においてこれまでにない大容量通信が必要となることから、必要な周波数帯幅が確保できかつ、比較的空いているミリ波帯(40GHz帯)による列車無線システムの実用化が進められているところです。
このような背景の下、関東総合通信局は、新システムの早期導入と普及、故障時の早期復旧を目指すため、ミリ波帯(40GHz帯)を使用する列車無線システムの需要や要求条件を調査するとともに、各システム間の周波数の共用条件を検討することを目的として、本調査検討会を開催します。
2 調査検討の概要
3 検討会の構成
4 検討会のスケジュール(予定)
- 令和5年9月6日(水曜日) 第1回調査検討会 開催
※今年度中に3回程度開催し、机上検討、室内・フィールド調査等を実施
- 令和5年中 公開フィールド試験
- 令和6年3月末目処 検討結果とりまとめ
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