東北総合通信局(局長:岡野 直樹)は、株式会社ラジオ福島(代表取締役社長:半野 秀一)から免許申請のあったFM補完中継局2局に対し、本日付けで免許を付与しました。
FM補完中継局とは、AMラジオ放送の難聴対策や災害対策のために、FM放送用周波数を利用して、AMラジオの補完的な放送を行う中継局のことです。
これにより、地理的・地形的難聴、都市型難聴が原因でAMラジオの聴きづらかった地域では、FMラジオ(注)を使って聴くことができるようになります。
また、今回免許となった2つのFM補完中継局は、東北管内初の「大電力同期放送」を実現しており、福島県中通りを中心とする放送エリアでは、同じ周波数で聴くことが可能になります。
なお、整備にあたっては、総務省の「民放ラジオ難聴解消支援事業」を活用しています。
(注):全てのFM補完放送を聴くには、90.1MHz以上の周波数が受信可能なFMラジオが必要です。
【大電力同期放送】 空中線電力100Wを超える放送局同士が、発射する電波の周波数や信号レベル、発射のタイミング等を高精度に合わせることで、電波干渉を抑えて同じ周波数で聞くことができるようにする放送を言います。 |