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報道資料

平成27年1月23日
東海総合通信局

焼津市の津波救命艇に管内初の無線局免許

衛星を利用して位置情報を発信
 総務省東海総合通信局(局長 木村 順吾(きむら じゅんご))は、本日、焼津市が配備する津波救命艇に対し、衛星EPIRB(注1)を使用する無線局の免許を交付しました。

概要

 南海トラフ巨大地震等が発生し津波が到来した際、海岸付近では住民が短時間で高台に避難することが困難な場合が考えられることから、焼津市では市内の大井川港に津波救命艇を配備することとしています。

 しかしながら、津波救命艇は動力を持たず自ら航行できないため、海に流された場合は漂流して救助を待つことになります。そこでこの無線局(遭難自動通報局(注2))が救命艇の位置情報などを救助機関へ迅速に伝えることになります。

 注記

  • (注1)衛星EPIRB(Emergency Position-Indicating Radio Beacon):遭難時に、自動又は手動により遭難情報(遭難警報、船舶の個別情報、位置等)の電波を発射する装置で、衛星を介して海上保安庁へ伝達され、その情報をもとに、遭難救助活動が行われます。
  • (注2)遭難自動通報局:船舶に搭載する遭難自動通報設備(衛星EPIRB等)のみを使用して無線通信業務を行う無線局。

参考

写真1:焼津市が配備する津波救命艇

写真2:設置される衛星EPIRB(同型機)


連絡先
東海総合通信局 航空海上課
電話:052-971-9195

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