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付注付注1 情報資本と労働の代替・補完関係の推計1.図表1-2-2-6の情報資本と労働の代替・補完関係については、峰滝和典氏(関西大学ソシオネットワーク戦略研究機構統計分析主幹)の協力により、推計を行った。2.日本の産業別データ(1980〜2005年)を使用した。出所はEU「KLEMSデータベース」である。 3.推計の手順は以下の通り。 [1]トランス=ログ型費用関数を想定し、不完全競争下、企業が費用最小化行動をとることを仮定している(モデルの詳細は西村・峰滝(2004)を参照)。 [2]生産要素である資本5種類(ICT資本、非ICT資本(機械・設備、建物・構築物、その他))と労働3種類(高技能労働、中技能労働、低技能労働)のなかから、費用最小化の十分条件である単調性と凹性の条件を満たす生産要素の組合せを可変要素とし、コストシェア関数の推計に用いた。 [3]コストシェア関数の推計結果を用いて、生産要素間の代替・補完関係を示すアレン=宇沢の代替の弾力性を計算した。 4.推計結果は以下の通り。
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