警察庁『令和2年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について』によれば、特殊詐欺での少年の検挙人員は491人(全体の18.7%)。その約8割が被害者からお金等を受け取る「受け子」で、受け子の5人に1人が少年です。
受け子の報酬は中高生にはかなりの高額かもしれませんが、詐欺グループにとっては、だまし盗った金額のごく一部にすぎません。捕まるリスクが高い使い捨て要員として、都合よく利用されているのが現実です。
中には、自宅を知られ、家族への危害を恐れて抜け出せなくなってしまったケースもあるそうです。犯罪者となって将来を台無しにするようなことにならないよう、報道記事などを事例にして話し合ってみましょう。
どんなに心が動いても、「簡単で高収入なバイトなんてない」 ことや、「犯罪に加担すれば捕まってしまう」 という現実から目をそらさないで!