インターネットをコミュニケーションツールとして使うために
正しく知っておきたいこと

サービスや技術の進化・向上に伴い、インターネットは多くの人々にとってなくてはならない手軽で身近なコミュニケーションツールとなっています。家族間の連絡、友達や仲間同士の会話以外にも、オンライン授業や学級委員会・生徒会・部会、遠隔地にいる会いたい人とのビデオ通話など、年齢を問わず、文字や音声に留まらないやりとりが行われています。

一方で、そういったインターネットを介したコミュニケーションがきっかけとなる事件やトラブルも多発しています。そのため、多くの青少年が利用するサービスやアプリには、対象年齢を定めたり、DM(ダイレクトメッセージ)などを直接やりとりが出来ない設定になっていたりと、さまざまな工夫が施されているのです。

以下は、学年ごとのポイントについてまとめたものです。具体例として参考にしながら、家庭・学校・地域の環境によって柔軟に応用しご活用ください。

未就学児

大人と一緒に使うことで安全と学びを

幼い子がなかなか会えない祖父母とビデオ通話をするご家庭も増えました。でも、自由にやりとりをさせるには、まだちょっぴり早い。
年齢的に、スマホやタブレットを勝手に使う習慣がついてしまうのも避けたいところです。
そこで、正しい使い方を学ぶ良い機会と捉え、保護者と一緒に使うお約束をしましょう。相手からかかってきたときは「出るのではなく、教えてね!」がベストです。

小学生

家族、学校の友達など、範囲を限定して

若者に人気のSNSの多くは、アカウント登録年齢が13歳以上。ゲームや動画配信なども、コミュニケーションができるタイプで小学生が対象のサービスはほぼありません。高学年であっても、対象年齢に満たないアプリを使い誘い出された事件も起きています。
やりとりが可能なSNSやゲームは保護者や中学生以上の兄姉と一緒に使い、メッセージアプリ等は、家族や学校の友達限定で!

中学生

リアルな友と見えない相手で異なる心構え

自分のアカウントを作れる年齢となり、ネットを介した部活の連絡や友人とのおしゃべりが増える頃。特に表情が見えないやりとりは、誤解や勘違いが生じたり、思いやりのない言葉で誰かを傷つけたりすることも。相手が目の前にいるとき以上に気を配ることが大切です。
同じ趣味や共通の話題が多いネットだけの友達ができるのもこの頃。言葉や画像が本当の姿とは限らないことを絶対に忘れないで!

高校生

全てが自己責任となる18歳に向けて

それまで使えなかったアプリや機能の一部が解禁される年齢。これを大人へのステップと捉え、自分の身や将来に負の遺産を残さない使い方をマスターすることが重要です。
最近は、話を合わせ近づき、時間をかけて信頼させてから本性を出すケースも増えています。何でも都合良く受け取らず、自分の感覚や判断を過信せず、一歩引いて冷静なやりとりを!相談は身近な人か専門の窓口へ

そして、安全に賢くネットを活用できる18歳へ

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