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I 種技術系(情報通信行政) - 若手行政官コラム 加藤 彰浩

未だ見ぬ終着駅を目指して

加藤彰浩(平成20年入省)
情報通信国際戦略局 技術政策課 総合調整係

平成20年入省の加藤と申します。早いものでこれを書いている時点で入省2年目に突入してしまいました。1年ちょっとの経験でこのようなコラムを書くのはやや恐縮気味ではありますが、その少ない期間で感じたことを中心に書いてみようと思います。
○日々の業務について
これまで、技術政策課という場所で主に研究開発予算(情報通信関係)のまとめ・調整を担当してきました。当然のことですが、技術の発展なくして情報通信の発展は望めません。そのため日本はどういった技術(分野)の研究に力を入れるべきなのか、製品化された場合市場は見込めるのか、ひいては国民のためになるような技術であるのか。そんなことを考慮し、財務省との協議を経て、予算を獲得するというプロセスを目の当たりにしてきました。しかし予算が大きくついたからといって、必ずしもその研究が大幅に加速するというわけでもありません。研究開発という性質上すぐには成果が出ないものもあるでしょう。つまりやみくもに投資するのではなく、中長期的な視点で一定の方向性を打ち出していかねばなりません。研究開発の視点からそのような指針や戦略を策定するのも技術政策課の役割です。すぐに国民生活に還元されるような仕事ではないのかもしれませんが、芽が出かけている、あるいはいずれ芽が出る技術を育てるという重要な仕事です。
私は自分の所属する課(技術政策課)の窓口でありながら、研究予算担当課のまとめ役も担っています。1年目の係員とはいえ、様々な人々の意見をまとめなければなりませんし、自分の誤った指示一つで原課を混乱させてしまうこともあり、日々勉強の毎日です。

○生活について
忙しい忙しいとは聞いていたものの、やはり忙しいかもしれません。とはいえ土日は基本的に休めます。その2日間で心身共々いかにリフレッシュするかが平日の業務を大きく左右する!と言ったら大袈裟でしょうか。ちなみに私の休日はふらっと鉄道の旅に出かけたり、学生時代の友人などと飲んだりしています。プライベートの時間を有効活用できるかはその人次第でしょう。

○なぜ総務省か
さて、私はなぜこの職業についた(選択した)のでしょうか。包み隠さず本音を吐露すれば「一生をかけられるビッグな仕事をしたい」この一言に尽きると思います。私事で恐縮ですが、鉄道に乗ってぼんやり車窓を眺めていると偶然すばらしい景色に出くわす瞬間があります。官庁訪問などで先輩方に話を聞いてみると、皆さん苦労しつつもそのような景色、瞬間に出会っている。それがとてもうらやましく感じました。ならば自分もその世界に飛び込んで、そのような絶景を味わってみたい。そう思ったのがきっかけだった気がします。

○最後に
めまぐるしいスピードで変化していく情報通信の最前線に身を置くことは、非常に刺激的です。10年後、20年後にICT(情報通信技術)が国民の生活にどのような恩恵ももたらしているか想像もつきませんが、そのような大きな可能性を秘めた分野で未来へのレールを敷くことができる場所はここ(総務省)ではないでしょうか。

総務省で情報通信の将来を一緒に描いてみませんか?

加藤 彰浩・執務風景
執務風景
加藤 彰浩・執筆者近影
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