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I 種技術系(情報通信行政) - 若手行政官コラム 村井 遊

情報通信の可能性

村井 遊(平成23年入省)
総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課

 まだ一年目で語れるほどの仕事はしていませんが、総務省情報通信技官を希望する動機となった私の考えを紹介したいと思います。

 日本は、現在、少子高齢化・人口減少に伴う生産人口の減少、環境問題、さらには平成23年3月11日に発生した東日本大震災からの復興と解決すべき課題がたくさんあります。世界をみても、超円高に加え、ユーロ不安や、中国のような新興国台頭など、世界の情勢が不安定になると共に、日本の国際的プレゼンスは低下しているように見受けられます。

 このような情勢下で、日本がより豊かに、後世まで繁栄し続けるためにはどうしたら良いのでしょうか。自動車の輸出に頼りきるのは危ないと思いませんか。そこで私は情報通信に可能性があると感じています。

 情報通信には大きな特徴があります。時空間の制約条件を低くするという特徴です。わかりやすい例でいいますと、東京と大阪の人が話しをする際に、通信がない時代では直接会う必要がありましたが、現在は電話やWEBを利用して、直接会わないでも会話ができます。これにより、東京と大阪という空間の制約条件をなくし、移動時間がなくなるので時間の制約条件もなくすことになります。確かに現在でも、新幹線で大阪から東京まで来て会議をするということはよくあることです。しかし、情報通信技術がより発達してあたかもすぐとなりにいるような形で会議ができるようになったらどうでしょう?

 生産人口の減少を補うためにはひとりひとりの生産性を上げる必要がありますが、時空間の制約条件が低くなると生産性は上がります。空間移動が減るということは、輸送量も減るため環境対策にもなります。遠隔医療が実現したら高齢化社会にも効率良く対策できるのではないでしょうか。そのような通信技術を世界に先駆けて開発し、他国に輸出したらどうでしょう。夢は広がりませんか?

 日本の情報通信のゆくべき方向を舵取りできるのは総務省です。是非、一緒に夢を現実にしましょう。
村井 遊・執筆者近影
執筆者近影
村井 遊・執務室にて
執務室にて


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