総務省トップ > 総務省の紹介 > 採用情報 > 総合職技術系(情報通信行政) > I 種技術系(情報通信行政) - 若手行政官コラム 中川 将史

I 種技術系(情報通信行政) - 若手行政官コラム 中川 将史

選んでよかったと思える職場

中川 将史(平成23年入省)
総合通信基盤局 電波部 移動通信課 システム企画係

 はじめまして。平成23年入省の中川将史と申します。まだ入省して1年弱のため、偉そうなことを言える立場ではありませんが、この短い期間の中で感じてきたことを述べたいと思います。

【業務内容】
○920MHz帯RFIDの制度化
 担当業務のメインです。携帯電話用周波数の確保やRFIDの周波数拡大・国際協調の観点が制度化の背景にあります。制度化にあたって、メーカー、通信事業者、専門家、ユーザーなど様々な関係者からのヒアリングや第三者機関での協議を踏まえ、公正・中立な技術的条件を検討しました。そして、技術的条件に基づく技術基準を策定するため、関係する法令を上司とともに改正し、現在は制度化の事後処理を行っております。学生時代は法令に縁もゆかりもありませんでしたが、いざ触れてみると奥が深く、もっと勉強したいと思える魅力があります。
 非常に手間と労力のかかる業務ですが、後に新市場の創出につながることを思い描き、日々業務を遂行しております。

○研究開発の推進
 電波利用料という特定財源による研究開発の推進を行っております。当然のことながら、研究開発を行うためには予算が必要です。この研究開発は周波数の有効利用に資するものなのか?を前提として、日本の国際競争力に資するものなのか?実用化の目途はあるのか?といったように国の予算(電波利用料)で研究開発を推進する必要性を強く求められます。委託先や提案者の協力のもと、関係課や財務省との協議を経て、平成24年度予算を獲得しました。
 数多くの情報通信技術の芽を目の当たりにでき、非常に刺激的な環境に身を置いていると日々実感しております。

○その他
 その他にも細々とした案件や、もちろん1年目なのでたくさんの雑用があります(笑)。これらも勉強になり、簡単な工夫も考えられますので、いい意味で楽しく取り組んでいます。学ぶことはどこにでも転がっているものです。

 以上の業務を通じて、国益のための行政を行うには、様々な関係者の協力なくしてあり得ないということを1年目ながらも痛感しております。1年目から外部の方々の多様な知見に触れられることは、行政官の魅力の一つではないでしょうか。私自身少しでも早く一人前の行政官になれるよう精進していきます。

【休日の過ごし方】
 おそらく皆さんが関心を持たれていることの一つでしょう。学生から社会人になることで休日のありがたみを実感し、より大切に過ごすようになりました。基本的に土日は休みなので、スポーツ、読書、音楽、東京散策など気ままに過ごしています。飲み会や省内で募集のあった英語研修なども挙げられるでしょうか。
 仕事があるから休日を大切に過ごすようになり、休日があるから仕事への活力が生まれます。個人に適したオンとオフのバランスが保たれていると、いい相互作用が働き、充実した日々を送れるのではないでしょうか。

【最後に】
 急速に変化し、新たな価値を創り出す可能性に満ちた情報通信分野において、時代の流れを的確に反映した柔軟な制度設計を行いたい、はたまた長期的な視点で日本の潜在的ニーズを掘り起こす制度設計を行いたいとの思いから総務省を志しました。その一方で現状は、目の前の業務で一杯一杯になり、自分の未熟さを痛感する毎日です。
 しかし、こんな私を温かく、そして必要なときには厳しく見守っていただける「ヒト」が総務省にはあり、想像以上に頑張れる環境、成長できる環境が総務省にはあります。なぜ民間企業に就職しなかったのか?と友人から度々疑問を持たれますが、私自身1年目ながらも総務省を選んでよかったと心から思っております。

 皆さんの内に秘めた志を総務省でカタチにしてみませんか?
中川 将史・執筆者近影
執筆者近影
中川 将史・執務風景
執務風景


ページトップへ戻る