恩給審査会　第11回　議事要旨

平成27年5月19日（火）14時00分〜

総務省第2庁舎 4階特別会議室

北川委員、八木委員、岡本（多）委員、長瀬委員、ビッセン委員、石黒委員、岡本（理）委員

傷病恩給の付議案件についての審議

(1)事案の概要
　過去に肺結核兼結核性頸部淋巴腺炎により傷病年金第2款症有期の給与裁定を受けた者からの爾後重症請求である。
(2)議決事項
　胸部XP、CT所見から胸郭成形術による肋骨切除等が認められ、肺結核後遺症の障害の程度は第2款症程度、結核性頸部淋巴腺炎後遺症については、XP上左右頸部に治癒後の石灰沈着が見られ軽快している状態であり第2目症程度、呼吸機能は呼吸不全の状態とは認められず、公務による呼吸機能低下の程度としては特に見るべきものはない。
　以上のことから、公務に起因する障害の程度は、肺結核後遺症及び結核性頸部淋巴腺炎後遺症を総合し第2款症相当とする。給与初月は平成27年1月からとし、軽快の見込みはないので無期とする。なお、肺結核兼結核性頸部淋巴腺炎後遺症以外の傷病（慢性心不全、喘息、高血圧等）は公務否認とする。