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会見発言記事

新藤総務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年2月18日


 2月18日の閣議後記者会見の模様です。冒頭、新藤総務大臣から、今冬の大雪等に係る特別交付税の繰上げ交付の検討について説明した後、大雪による携帯電話各社の通信障害等について新藤総務大臣が質問に答えました。


冒頭発言

 それでは、閣議後の会見を始めさせていただきます。

【今冬の大雪等に係る特別交付税の繰上げ交付の検討(1)】
 本日、閣議後の懇談会においてですね、今冬の大雪に係る特別交付税の繰上げ交付の検討について、お話をさせていただきました。
 この冬の積雪は、局所的に平年を大幅に上回る積雪となっている地域があるということです。そして、14日から15日にかけて、特に、関東甲信地方でも記録的な大雪となっています。たくさんの方が被害に遭われて、中には、お亡くなりになられた方もいらっしゃるわけでありまして、心からお悔やみを申し上げ、また、お見舞いを申し上げたいと、このように思います。
 私どもとすれば、地方公共団体における、除雪のですね、経費につきましては、これは、まず、3月分の特別交付税でしっかりと対応してまいりたいと、このように思っておりますが、そのうち、特に、局所的に大雪に見舞われている、また、災害救助法の適用対象となった団体、そして、平年を大きく上回る大雪に見舞われた団体、これについては、繰上げ交付を検討しております。御要望のある団体、それから、地域をですね精査いたしまして、その上で、一部、前倒しをして、地方自治体の財政需要に応えようではないかと、このようなことを検討しておりますので、その旨をお話をさせていただきました。

 私からは以上であります。

質疑応答

大雪による携帯電話各社の通信障害

問:
 幹事社の産経新聞です。1点だけ伺います。大雪関連なのですけれども、携帯電話各社の方でも、電話がかかりにくいなど、通信障害が広範囲で発生しました。東日本大震災以降、携帯各社は、基地局の予備電源を充実させるなどですね、対策強化を図ってきたところ、あったのですけれども、今回見る限りだと、十分に届かなかったというふうに見られるのですが、また、水曜、木曜あたり、雪が降るという予報もあるのですけれども、大臣としては、改めて対応というか対策の強化を求めていくようなお考えというのはありますでしょうか。
答:
 このところの大雪でですね、広範囲にわたって携帯電話サービスが利用できない状況が発生しているということです。NTTドコモ、それから、auKDDI、そして、ソフトバンク、これ、三つ合わせると588局でそういった被害が出ているということであります。原因は、約9割が停電で、それから、1割は電線の寸断ですね、こういったものであります。この停電においては、今、御質問ありましたように、非常用のバッテリーが整備されているのですけれども、しかし、バッテリーが維持できている時間で、まだ修復ができないと、現地に行けないですとか、そういったようなことがあってですね、残念ながら、バックアップも最終的には機能しなかったということがあります。ですから、雪で通行できない地域の復旧作業が遅れていると、こういうこともあって、通行可能になり次第に、速やかに復旧作業が進められるように、通信事業者において体制を整備をしておりますし、我々とすれば、連絡を密にして、早急な復旧を求めていこうと、このように考えております。それから、被災地区のですね、応急復旧活動のための地方自治体からの御要請があれば、災害対策用の移動通信機器、それから、災害対策用移動電源車、こういったものの貸与も行う、そういう体制は執っております。現状においては、まだそこまでの御要請はございませんが、我々としても、できる限りの体制は整えて、何かあれば、適切に対応してまいりたいと、このように思います。

今冬の大雪等に係る特別交付税の繰上げ交付の検討(2)

問:
 NHKの伏見ですが、すみません、冒頭いただいた大雪関連の話なのですけれども、普段の災害救助法適用対象となった団体の繰上げに加えて、雪のですね、降雪の多かったところにも、そういったことを今回は検討したいという理解でよろしいのでしょうか。
答:
 そうです。積雪の積算値がですね、平年を超えると、そして、その基準を設けているわけなのですけれども、数年度のですね、平均値を大きく上回ると、こういった団体については、これまでも繰上げ実施してまいりましたけれども、更に今回、きちんとした対応できるように、今、精査している最中であります。
問:
 よろしいですか。大臣、ありがとうございました。
答:
 はい。では、ありがとうございました。

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