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会見発言記事

新藤総務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年4月22日


 4月22日の閣議後記者会見の模様です。冒頭、新藤総務大臣から、公共施設等総合管理計画の策定要請について説明した後、日米首脳会談、靖国神社参拝について新藤総務大臣が質問に答えました。


冒頭発言

 それでは、閣議後の会見をさせていただきます。

【公共施設等総合管理計画の策定要請】
 本日は私の方から、閣議での発言等はございませんが、別にですね、各地方公共団体に対しまして、速やかに公共施設等の総合管理計画の策定に取り組むよう要請を行うとともに、計画策定に当たっての指針を示しました。
 これは、我が国において、公共施設等の老朽化問題の対応が国家的課題となっている、このように考えているわけであります。例えば、全国の橋梁、2メートル以上のうちですね、建設後50年を経過したものの割合というのは、平成25年度の18%から、10年後、35年度には43%、そして、45年度には67%へと増加をいたします。また、全国のトンネルのうち、同じく建設後50年を経過したものの割合というのは、25年度の20%から、10年後には34%、そして、20年後には50%へ増加すると、こういう状況があるわけであります。したがいまして、地方公共団体において、厳しい財政状況や人口減少等の状況を踏まえて、早急にですね、公共施設の全体の状況を把握して、そして、長期的に、どのように管理をしていくか。これを計画的に行わなければいけないわけでありまして、それが、財政負担の軽減・平準化、そして、最適な配置の実現を図るものにつながっていくと、このように思っています。
 そして、本計画の策定は、公共施設等の適切な管理による財政負担の軽減・平準化にのみならず、公共施設等の更新時における民間事業者の参入機会の促進、また、国土の強靱化にも資するものと考えております。
 私どもとすれば、かねてより地方公共団体から御要望頂いておりました公共施設の除却について、この地方債の特例措置につきましても、公共施設管理計画の策定を前提として講じるというふうにしておりますし、この計画策定に要する経費につきましては、特別交付税の措置を講じることとしておりまして、地方公共団体における取組を促進して参りたいと、このように考えております。

 私からは以上です。

質疑応答

日米首脳会談

問:
 幹事社、朝日です。よろしくお願いします。日米首脳会談に期待すること及びオバマ大統領訪日直前ですけれども、御自身の参拝が日米関係に与える影響、それぞれお願いします。
答:
 オバマ大統領が今回、国賓としておいでになるわけであります。これは、アメリカの大統領が国賓として日本に訪日されることは、18年振りであると。クリントン大統領以来でありまして、極めて意義深いものだと、このように思っています。この日本とですね、大切な同盟関係にあるアメリカとの関係、安全保障や経済はもちろんのこと、いろいろな、あらゆる分野でですね、連携を深めております。この両国の関係を、良好なものであることを確認をし、また、さらに共同歩調をとっていきましょうと。こういう、このですね、意思の確認をすること。これは非常に重要であって、今回、国賓としておいでを頂くことは、安倍総理がですね、安倍総理をはじめとして、我が国がアメリカの大統領としっかりとこれからも話し合いをしていくと、こういうことだと思っております。それから、今回の大統領のおいでになることと、それから、私が私的に行いました靖国の参拝のことが、直接関係するとは私は考えておりません。

靖国神社参拝

問:
 2週間前にも参拝されていますけれども、一般の方はちょっと分かりにくいと思いますが、今回、行こうと判断した理由。
答:
 私は、折々に、年間を通じて神社にはお伺いをしております。2週間前にお邪魔したときには、これは硫黄島協会の総会がございまして、毎年お邪魔している。そして、そのときに参拝をしている、こういうことであります。今回は靖国の例大祭がありましたから、それに合わせてお参りをしたということでございまして、通年、例年行っていることであります。
問:
 テレビ朝日、小野です。確認ですが、今回で、就任以来8回目ということでよろしいんでしょうか。参拝。
答:
 特に数えてはおりませんが、そのほか、花見の時期にも家族と一緒に行っておりますし、時間が空いたときに寄らせていただくこともありますから、回数は数えておりませんが、皆さんが御承知のところで8回ではないかと、このように思います。
問:
 すみません、日経新聞の天野と申しますが、その靖国関連なのですけれども、大臣はですね、おじいさまが硫黄島の守備隊で指揮を執られた栗林中将でいらっしゃいます。そういった個人の御事情はおありになると思いますが、おじいさまというのはですね、大臣にとってどのような御存在ですか。
答:
 私にとっては、内なる誇りであって、聞かれることが無い限り、自ら私のそのような、おじいさんのことでですね、お話しをすることはなるべく控えるようにしております。おじいさんだけではなくて、私の大叔父さんも、同じく沖縄で戦死をしておりますから、近親の方も、ほかにもお祭りしていただいているのです。ですから、かつて、本当に御苦労を頂いたと。私たちは会うことがかなわなかったわけでありますが、そういう方たちがいて、自分が、現在の自分がいると。そういう方々へお参りをするというのは、これは家族として、親族としてですね、当たり前の感情ではないかなと、このように思っています。
問:
 すみません、関連して、毎日新聞の念佛と申します。私的な参拝ということなのですけれども、今朝の参拝のことについて、事前に総理とお話しになられたりしたことはおありだったのでしょうか。
答:
 私は今まで、この神社の参拝に関して、どなたとも相談したことはございませんし、そのような意見交換をしたこともございません。
問:
 ありがとうございました。
答:
 はい、ありがとうございました。

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