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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年12月12日

冒頭発言

 おはようございます。

「未来デザインチーム」の立ち上げ

 私の方から報告が1件あります。
 総務省では、2030年から2040年頃の未来社会のイメージを制作するため、省内の若手職員による「未来デザインチーム」を立ち上げます。
 先月から、情報通信審議会「IoT新時代の未来づくり検討委員会」を開催し、IoT、AI、ロボットなどのテクノロジーが進展した未来社会を展望しつつ、人口減少社会を乗り切るための新たな情報通信政策のあり方について、検討に着手したところです。
 この度、将来の総務行政の中核を担うことになる若手職員26名の知恵を結集して、「明るい未来のイメージ」を作り、審議会にインプットしていくことにいたしました。
 メンバーは、省内公募で集まった平均28.9歳の職員たちです。
 この「未来デザインチーム」は、早速、今月から検討を開始いたします。新進気鋭のベンチャー経営者や「IoTデザインガール」などとの意見交換も交えながら、斬新かつ多彩な視点を採り入れていきます。
 私自身も、チームメンバーと議論を交わす機会を作りたいと思っています。
 詳細は、情報通信政策課にお問い合わせをお願いします。

 以上です。
 

質疑応答

「情報セキュリティ政策局」の新規要求の調整状況

問:
 新年度の組織、機構改革についてお聞きします。総務省は、従来から増加するサイバー攻撃に備えて、「情報セキュリティ政策局」の新設を要望さ れていたかと思うんですけれども、今の調整状況は、どのようになっておりますでしょうか。
答:
 機構要求をいたしまして、今まさに最終局面、調整中ということで、今の段階では、コメントすることはできません。
 しかしながら、私は大臣就任前からずっと、一国会議員として、サイバーセキュリティの重要性を訴えてきましたし、有志と議員連盟を立ち上げ て、当時の安倍総理にも御提言申し上げたことがありますので、引き続き、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を目前に控えて、サイバー セキュリティは脆弱だと言われているこの国ですから、しっかりと、様々な角度からこれについては皆さんの御協力を得て取組んでいきたいと思います。

「女性塾」の検討状況

問:
 大臣、前、記者会見で、発表の時におっしゃっていた「女性塾」、あれは今、検討状況はどのようになっているか教えてください。
答:
 前回、そのお話を申し上げた時に、来年の春、4月頃からできるといいなと申し上げてきたので、それを目指して、今、企画を作り始めています。
 いろいろ女性の皆さんの意見を聞きながら、いいものができるといいなということで歩み始めております。

「未来デザインチーム」を立ち上げた狙いと期待

問:
 冒頭、御発言がありました「未来デザインチーム」のことですけれども、これの議論の狙いですとか、期待されることを教えてください。
答:
 私自身、総務省、大臣として取組んでいるのは、今、目の前の問題の原因は、先の不安にあるのではないかということを常に思っていて、今回も2 040年頃の日本の中で、IoT、AIやICTもそうですけれども、凄まじい進展をしている中で、これがどう効果的に私たちの不安を解消してくれる かということについて、現場感覚というか、当事者意識で取組んでもらえるような場が欲しいなと思っていました。
 私自身も若いつもりですけれども、ご承知のように57歳です。私よりももっと若い子どもの世代である20代、30代の諸君が、自分のことと 思って、今、自分の持っている技術をどう活かして、これからの様々な人口減少とか、高齢化とか、少子化と対峙していこうかというリアルな、また、そ して、私たち世代では考えもつかない、想定外なことをどんどん繰り広げていただくことで、まず行政官としてのプライドと、そして、やる気を出してい ただくとともに、当たり前のことを、世代によっていろいろ感覚が違いますので、そういうことを発出していただいて、蓄積をしてくれればいいなと思っ ています。
 私は、ボトムアップというのは、これから非常に大事だと思うので、なかなか、20代、30代、役所の中では発言権があまりないと聞いている ので、この場では、大いに自分が事務次官になったつもりで、それぞれが発言できるような明るい場を設ければと思っています。

新たな「電波の割当方法」の検討状況

問:
 先日、規制改革推進会議の方で、電波の割当てのことについて、総務省の方でまた審議をしてくれという話があったんですが、その後、どんな感じ になってますでしょうか。
答:
 承って、今、中で精査しているところです。まだ発表する段階ではないです。
問:
 いつごろから審議を始めるとかいう話は。
答:
 まだ具体的に私のところには、時期は届いていないので、少しお待ちいただければと思います。


問:
 では、ありがとうございました。
答:
 ありがとうございました。

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