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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年12月26日

冒頭発言

 
 本日、私の方からの報告が1件あります。
 
労働力調査結果消費者物価指数及び家計調査結果の公表】
 
 本日の閣議において、私から、労働力調査結果、消費者物価指数及び家計調査結果について報告しました。そのポイントを説明します。
 11月の完全失業率は、季節調整値で2.7%と、前月に比べ0.1ポイントの低下となり、平成5年11月以来、24年ぶりの低い水準となりました。
 また、女性の15歳から64歳の就業率は68.2%と、本年9月と並び、比較可能な昭和43年以降で過去最高となるなど、雇用情勢は着実に改善しています。
 消費者物価指数について、11月全国の「生鮮食品を除く総合」は、一年前に比べ0.9%の上昇と、11か月連続の上昇となりました。
 これは、電気代やガソリンなどの「エネルギー」が上昇したことによるものです。また、「生鮮食品を除く食料」など多くの品目も上昇となりました。
  「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」は、一年前に比べ0.3%の上昇と、5か月連続の上昇となりました。
 全国二人以上世帯の11月の消費支出は、一年前に比べ実質1.7%の増加となりました。季節調整値で前月からの変化を見ると、消費支出は前月に比べ実質2.1%の増加と2か月ぶりの増加となりました。
 二人以上の勤労者世帯の実収入は、一年前に比べ名目で2.5%の増加、実質で1.8%の増加と、名目、実質とも6か月連続の増加となりました。
 細かいことは、統計局にお問い合わせください。
 
 以上です。
 
 

質疑応答

モバイル市場の公正競争促進検討会への期待

問:
 昨日からモバイル市場の公正競争促進に関する検討会が始まりました。現在、携帯市場は大手3社による寡占化が進み、大手は、サブブランドを投入するなどして、いわゆる独立系の格安スマートフォン事業者の伸び悩みが懸念されております。モバイル市場の公正競争を促すにあたって、検討会の議論に期待する点についてお聞かせください。
答:
 今お話があったとおり、現在のモバイル市場は、MVNOのシェアは拡大していますけれども、御指摘のとおり、3社のシェアが9割という寡占状態になっています。
 昨日の検討会においては、その現状を改善して、よりよい公正競争を促進するためには、何をしたらいいだろうということを研究していただき、来年の3月ぐらいまでには、取りまとめていただこうと思っているところです。
 いずれにしても、利用者、私たちが安くて、そして、よいサービスを手に入れることができるようなモバイル市場を作っていけるよう頑張っていきたいと思います。


 

NHKの「常時同時配信」についての結論時期

問:
 昨日、放送を巡る諸課題検討会の18回目がありまして、取りまとめに向けた議論を始めるということで合意したわけですけれども、現状の議論がどこまで進んでいるかという御認識と、あと、取りまとめの時期なんですけれども、NHKが希望する19年の同時配信開始を考えると、来年の、遅くとも臨時国会ぐらいには法律を挙げないと、来年、19年の予算が、NHKは組めなくなると思うんですけども、取りまとめの時期についてはどのようにお考えでしょうか。
答:
 私も昨日、フルで出席させていただきまして、NHKの実験の速報値を御報告いただいた後、皆さんから様々な意見やサジェスチョンというか、違うやり方でやったらどうかとか、お聞きになっていたと思いますけれども、それを踏まえて、またさらに検討が続けられ、平昌でまた試験実験が行われるということですので、より精緻な結果が出てくると思います。
 それについてどうするかということは、まだ私の方では決まっておりません。決めておりません。その推移を見ながら検討していきたいと思います。


 
問:
 19年というNHKの希望に対して、大臣として何らかのリーダーシップとか、そういうことを発揮するということはないんでしょうか。
答:
 今申し上げられるのは、特段スケジュールを決めていないということです。


 

自民党総裁選挙への意気込み

問:
 大臣、今年最後の閣議ということで、来年のことを聞かせていただきたいんですけれども、大臣、改造で就任された時に、来年の総裁選には必ず出るとおっしゃいました。来年、まさに総裁選の年になるんですけれども、どのようなスタンスで総裁選に臨むのかっていうところと、あとは、出るとした場合に、ほかの候補者との差別化というか、どのようなスタンスで総裁選に臨んでいきたいか、今の時点でお答えできる範囲でお願いします。
答:
 まだ来年になっていないので、明確な答えはできませんけれども、恐らく前回同様、お尋ねいただいた同様、コツコツと目標に向かって歩んでいく1年にしていきたいと思っています。
 差別化というのは、これからいろいろ積み上げていって、その時に、結果として皆さんに見ていただければいいのかなと思います。来年1月早々から、様々な総務大臣としての公務もございますので、しっかりと総務大臣、女性活躍、マイナンバー、与えられた仕事の中で答えを出した上で、自分の、皆さんに申し上げたことを、約束を違わずに取組める年にしていきたいなと思います。


 
問:
 これまでも女性の候補者がいないことについて、そこは自分で切り開きたいんだというふうに発言もされていたと思うんですが、そのへんは。
答:
 かつて、小池百合子さんが候補者としてお出になったことがありますけど、以来、絶えて久しく、安倍政権になってから女性の活躍が一丁目一番地だということで、再帰を果たしていますし、それを変えてはいけないし、日本にとって一番必要な政策だと思っていますから、それを見える化する意味では、お膝元の総裁選挙で、常に、私に限らず、常に女性の候補者がいるような状態を作っていくために汗をかいていきたいなと思います。


 
問:
 ありがとうございます。


 

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