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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年1月16日

冒頭発言

 おはようございます。お待たせしました。
 本日、私の方から2件、報告をさせてください。


「先駆的ICTに関する懇談会」の開催

 総務省では、私が主宰する懇談会として、「先駆的ICTに関する懇談会」を新たに設置し、1月18日(木)に第1回を開催します。
 ICT分野では、IoT、AI、ブロックチェーン等の先駆的な技術がめまぐるしく生まれ、既存のビジネスやサービスを変革しています。
 これから先も、ICTは我々の想像を超えるスピードで進化を遂げていくと考えられます。
 他方、我が国は、人口減少や少子高齢化が一層進んでいきます。特に、地方を中心として、経済や生活水準が今よりも厳しい状況になっている恐れが高く、まさに「静かなる有事」に直面しているところです。
 本懇談会には、最前線で御活躍されている新進気鋭のベンチャー経営者等をお呼びし、
  (1) 日本、アジアや世界が抱える課題、
  (2) 課題解決に向けたICTの可能性、
  (3) 先駆的な技術の社会的受容性のための方策、
  (4) 日本の次世代社会の姿等について、
議論をさせていただきます。
 議論の結果は、情報通信審議会における新たな情報通信政策の検討に反映させていただくなど、関連する取組の更なる深化や展開につなげていきたいと考えています。
 詳細は、情報通信政策課にお問い合わせをいただきたいと思います。


「ICTインフラ地域展開戦略検討会」の開催

 同じく検討会の話なんですけれども、「ICTインフラ地域展開戦略検討会」を設け、1月25日(木)に第1回会合を開催します。
 我が国が本格的な人口減少と高齢化を迎える中、地域においても、暮らしなどを支える労働力の不足、地域経済の縮小などの克服すべき多くの社会課題が顕在化しています。
 こうした諸課題を解決するためには、地域においてもICT基盤の整備・利活用を推進し、働き方改革や生産性の向上等を図ることが非常に有効です。
 このため、人口構造の変化や、ICT利活用の高度化などを踏まえ、2020年に実用化が見込まれる5Gや光ファイバ等のICTインフラの新たな地域展開戦略について、有識者の方々に御検討いただくこととしました。
 座長は、総務省のICTに関する検討会座長等を歴任され、ICTによる地方創生に深い御知見をお持ちでいらっしゃいます住友商事相談役の岡素之さんにお務めいただきます。
 詳細については、事業政策課にお尋ねください。

 私の方からは、以上です。
 

質疑応答

消防団員の確保策

問:
 消防団員の確保策について検討してきた消防庁の検討会が、大規模災害時に限って出動を求める新たなタイプの消防団員の創設を提言しました。これに関して、今後の消防庁としての対応についてお聞かせください。
答:
 おっしゃったとおり、昨年10月から開催した「消防団員の確保方策等に関する検討会」、この検討会における結果を踏まえ、消防団員の確保を図るため、私から都道府県知事と市町村長の皆様に対し、今週中に書簡を発出する予定です。
 その中身は、
 (1) 大規模災害に限定して出動する「大規模災害団員」の導入促進、
 (2) 女性、学生、地方公務員などの入団促進や事業所・経済団体との連携の推進、
 (3) 消防団員の報酬改善など、消防団の活動環境の整備等について、
お願いするものです。
 また、経済団体に対しても、従業員の入団や消防団活動をしやすい環境づくりなどについて協力を依頼する書簡を消防庁長官に持参させる予定です。
 私としても、こうした消防団員の確保に向けた取組が全国でしっかり行われるように取組んでまいりたいと思います。

総理大臣の自民党総裁選に関する発言の受け止め

問:
 昨日、安倍首相は、同行記者団の内政懇談会で、総裁選について、閣内にいようがいまいが、我こそはと思うのであれば手を挙げてほしいと述べられました。大臣も常々、閣僚と総裁選出馬というのは矛盾しないんだとおっしゃっていますし、自民党国会議員であれば誰にも権利とチャンスが認められているものですけれども、首相があえて言及したことについて受け止めというか、どのような感じで聞いたかというのを。
答:
 たぶんお尋ねになられた方があったので、お答えになったんだと思いますし、今までもそうであったし、特に、私の方から言及することではないと思います。
問:
 同じ話なんですけれども、昨日の総理の発言はですね、3年前の前回総裁選とは全く異なる対応かと思うんですけれども、この違いについては、どう受け止めていらっしゃいますか。
答:
 それは、御本人に聞いていただくのが一番よろしいのかと、ただ、しっかりと総裁選を進めていこうという御決意の表れなのかなとも思います。

問:
 ほか、よろしいでしょうか。ありがとうございます。
答:
 ありがとうございました。

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