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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年2月27日

冒頭発言

 おはようございます。
 本日、私の方から、1件報告がございます。
 
「平成30年春季全国火災予防運動」
 
 毎年3月1日からの1週間は、「春の全国火災予防運動」の実施週間です。
 この間、全国各地で、イベントや消防訓練などが行われます。
 毎年1,000人近くの方が住宅火災でお亡くなりになっており、その約7割が高齢者の方々です。
 それぞれのお住まいで、たばこ、ストーブ、こんろなど、火気の適正な取扱いに改めて気をつけていただくようお願いいたします。
 また、お住まいに取付けられた「住宅用火災警報器」の電池の寿命は、概ね10年とされていますので、この機会に「点検・交換」を行っていただくようお願いいたします。
 詳細は、消防庁予防課にお問い合わせください。
 
 私の方からは、以上です。
 
 

質疑応答

携帯電話用周波数の割当てに対する申請数及び今後の対応

問:
 幹事社から質問いたします。楽天が第4の携帯電話会社を目指して電波の利用を申請しました。競争を通じて料金の低下ということが期待されるわけですけれども、受け止めと、今回の楽天を含めた、他社も含めた申請状況、あと、今後の対応についてお聞かせください。
答:
 昨日(2月26日(月))に第4世代移動通信システム、4G用の周波数の追加割当てについて、事業者からの申請の受付を締め切りました。
 その結果、
・ 株式会社NTTドコモ
・ KDDI株式会社/沖縄セルラー電話株式会社
・ ソフトバンク株式会社
・ 楽天モバイルネットワーク株式会社
以上の4社から申請がありました。
 総務省としては、事業者から申請された開設計画について、すでに公表されている審査基準に基づき、公正かつ適正に審査を行い、本年の3月末頃までに割当てを実施してまいります。
 今回の周波数の追加割当てが、周波数逼迫に対応するとともに、地方も含めた全国的なモバイル通信環境の整備につながることを期待しているところです。

年賀葉書の料金値上げに対する受け止め

問:
 先日、日本郵便が、年賀状を来年分から62円に値上げするという発表をしました。その際に、今年52円に据え置いたんですけれども、結果として販売枚数が下げ止まらなかったこと、利用者の混乱を招いて分かりにくいという批判が多かったことを理由に挙げていて、判断が結果的に誤りだったというふうに公表しているんですけれども、大臣の受け止めを教えていただきたいのと、あと、これだけ、10円安い状態にしてもなお販売が下げ止まらないというのは、年賀状のシステムを今後維持していく上で、これ以上打つ手がないんじゃないかという気さえするんですけれども、このことについての危機感もお聞かせください。
答:
 こちらには2月23日(金)に日本郵便株式会社から、年賀葉書の料金の変更届出がございました。
 今回の料金の変更については、
・ 平成30年の引受通数は前年を上回る減少となり、年賀を含む葉書の収支を改善する必要が生じたことと
・ 年賀葉書の料金が分かりにくいという声が、利用者の一部から200件ほどあった
などから、年賀葉書の料金を通常の葉書と同額に統一するためのものであると、私は理解しています。
 今、値下げをしても下げ止まりが止まらないというのは、1つには、大きく言えば、いつも申し上げている人口減少という問題があって、利用者がどんどん減ってきているということと、あとは、私たちが日常的にSNS等を使って、遠く離れている友人とも瞬時につながる日常があることによって、年賀状というのはそういう人たちに対しての、年に1回の御挨拶ということで私たちもやってきたんですけど、それをやらなくなるような社会環境ができてきてしまったのかなと思っています。
 ただ、今回の年賀状に関しても、一部は売り切れるというか、キャラクターで大変人気があって手に入らなかったといううれしい話も聞いていますので、これからも年賀状というのは日本の国の独自の文化というか、私自身もお正月に年賀状をいただくことはうれしく思いますので、そういうものを1人でも多くの人に、特に若い人たちに伝えていけるような、その時だけの販促ではなく、1年を通して年賀状の良さ、これを通じて友人または遠く離れた親戚や親とのコミュニケーションの原点みたいなことを、平生往生から若い人たちには伝えていく必要があるのかなということと、売るものに対しての付加価値、いつも買ってくれるから年賀状を出せばいいじゃなくて、どういうものを求められているのかというのもリサーチしていただいて、より消費者にとって、買って、これを届けたいなという気持ちになるようなことも御検討いただければと思います。

問:
 52円に据え置いたことへの評価というのはいかがですか。混乱の原因にもなったということですが。
答:
 それは、その時の判断だったと思います。私が大臣になった時に、既に決定されていたので、そのことについてはあえてコメントはしませんけれども、ただ、大きく減少したということを踏まえれば、国民利用者、消費者が必ずしも価格で何かを決定する時代ではなく、付加価値とか、そういうものを求めているということも、併せて受け止めていただければと思います。

問:
 ほか、よろしいですか。では、ありがとうございました。

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