総務省トップ > 広報・報道 > 大臣会見・発言等 > 野田総務大臣閣議後記者会見の概要(平成30年3月27日)

会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年3月27日

冒頭発言

おはようございます。
今日、私の方からはありません。
 
 
 

質疑応答


町村総会のあり方に関する研究会報告書の所感

問:
 町村議会のあり方についての検討会で報告書をまとめられまして、兼業・兼職制限の緩和及び住民参加のあり方、こちらのどちらからか選べるという方式に、それを柱とする報告書をまとめられました。これについて、大臣のお考え方と、今後の運営についてお聞かせいただけますか。
答:
 小田切座長はじめ、研究会構成員の皆様方には大変よく考えられた提言をまとめていただきました。心から感謝いたします。
 私は、女性や若者など多様な人材が地方議会に参画できる、それが重要だと考えていまして、この度の提言に、そうした視点が含まれていることについて、大変うれしく思っているところです。
 総務省としても、この提言をしっかり受け止めて、これを議論の材料として三議長会をはじめとする関係者の御意見を伺いながら、対応を検討していきたいと考えています。
問:
 併せて、町村議会議長会から一方的であると、今回のことについてですね、一方的であるというふうな御指摘もありますけれども、それについてどうお考えになっていますか。
答:
 経緯を申し上げると、大川村で将来不安が発生したということで、私の方にも村長と議長のお二人がお出かけいただきました。自分たちも精一杯努力をしているんだけれども、なかなか抜本的な解決策が見つからない中、総務省としても何かいろいろ検討してもらえないかという御要請をいただいています。
 今、お話申し上げた小田切座長はじめ、地方に大変造詣のある、思いの強い方たちが集まっていただきまして、今後の人口減少、凄まじい勢いですから、当然、とりわけ小さな町村はまさに今、そのダメージを受けているところで、そういう不安は必ずしも大川村だけではなく、これからいくつも出てくるだろうという、その中から私たちもできる限りいろいろな方のアドバイスをいただいて、持続可能な、やはり民主主義の肝の部分ですから、議会というのは。それを存続できるために、何か知恵はないかということで、検討してきたところです。
 これは別に決定事項ではなく、本来は地方分権ですから、地方議会それぞれ、いろいろなアイデアやお考えを出して発想していただいて、そこで醸成されるものが望ましいですけれども、まずは私たちもその一つである大川村から御要望いただいたことも踏まえて、自分たちで何か検討できないかというところで、相当の時間を使っていただいて、今のような一つのたたき台、考え方というのを導き出して頂いたと思っています。
 御批判をいただいたことは承知していますし、是非これから、いろいろな議論、キャッチボールをしながら、もちろん議会は現場そのものですから、そこに見合うような、そして、有権者の信に耐えうるような、新しい議会のあり方について是非これからやり取りができればいいなと思っています。
 実はなかなか町村議会に関しては、常になり手の中に女性が欠落しているので、今回は特に、この研究会では、なり手はすなわち男性ではないという視点を持っていただきたいと。多くの女性が地方にもしっかりと根づいておりますので、そういう人材も活かせるような未来志向のあり方というのを、是非、私たちは私たちで、有識者の方たちの議論の中でこういう形が出てきたので、またそれを受け止めていただいて、いやいや、多くの女性を議会に出していくにはこういう方がいいとか、そういうやり取りをしばらくできれば。そして、理想の形に近づいていければいいなと私は願っているところです。

ワンセグ機能付き携帯電話のNHK受信契約を巡る訴訟

問:
 東京高裁が26日に、携帯電話のワンセグ機能がNHKの受信料の対象になるという逆転判決を出しました。ワンセグは画質の低さとか画面の小ささから、テレビと同じ受信料の対象になることには反対とか、不満の声もあるんですけれども、総務省は高市前大臣がワンセグはNHKの受信料の対象になるという考え方を示してこられています。この判決を受けまして、野田大臣のお考えをお聞かせいただければと思うんですけれども。
答:
 それについてもやはり、繰り返しになるけれども、訴訟の推移を見守っていくというのが今の立場ですので、コメントは控えます。

問:
 そのほか、よろしいですか。ありがとうございました。

大臣の動画はこちら(YouTube)別ウィンドウで開きます

ページトップへ戻る