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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年4月24日

冒頭発言



 おはようございます。
 私の方からは、ありません。どうぞ。


質疑応答

モバイル市場の公正競争の促進に関する検討会

問:
 モバイル市場の検討会で2年縛りの議論をされているようですけれども、その受け止めについて。
答:
 総務省では、昨年12月より「モバイル市場の公正競争の促進に関する検討会」、これを開催し、先週20日(金)の会合で報告書案を取りまとめていただいたところです。
 報告書案では、この「2年縛り」契約は、利用者の不測の費用負担を求めることになりかねないとして是正を提言しています。総務省としても、これを受けて、関係事業者に行政指導を行う予定です。

FCC(米連邦通信委員会)の中国製品の調達禁止

問:
 アメリカの通信委員会が中国製の通信器機の調達を禁止する方針を打ち出しました。この件を大臣としてどう受け止めていて、どう対応するか、お聞かせください。
答:
 今のアメリカのFCCにおいて、国家安全保障に脅威をもたらす機器の調達を規制する動きがあるということは承知しています。今後のFCCの動向については、しっかり注視してまいりたいと思います。
 日本も情報通信ネットワークを支える機器等について、安全、信頼性の確保は極めて重要というのは当たり前のことです。
 今後とも、諸外国の動向とか、サイバーセキュリティに係る技術の進展というのを踏まえて、多層的なサイバーセキュリティ対策をしっかり進めていこうと思っています。

財務事務次官の辞任

問:
 今日、閣議で福田次官の辞任を決定されたかというその事実確認と、あと、その受け止めも教えていただけますでしょうか。
答:
 これは官房長官が、私の所管以外のことは代表してお答えになるということでありますので、そちらで御確認いただければよろしいかと思います。

地域運営組織と関係機関との連携

問:
 総務省の調べで、地域運営組織が2017年度で4,000件を超えて、2年間で2.5倍に増えています。大臣のこの点についての評価と、また、地域運営組織とJAなどの地域の関係機関が連携する重要性について、大臣の考えを教えてください。
答:
 今のお話のあった地域運営組織は、総務省の調査によると、平成28年度が3,071、平成29年度は4,177と増加しているところです。
 認知度が高まり、新たな地域運営組織の形成が着実に進んでいると考えています。
 これらの組織は高齢者の交流、声かけ・見守り、配食支援、買物支援など、「暮らしを支える活動」を幅広く実施する住民主体の取組ということで、非常に重要なものと認識しています。
 29年12月の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、運営組織の数を2020年までに5,000団体を目指すということになっています。
 引き続き、関係省庁と連携しながら、持続的な発展に取組んでまいりたいと思います。JAまたは郵便局等々、地域に根ざしたそういう方たちの連携もありかと思います。

財務事務次官の辞任に対する批判

問:
 福田次官の辞任は、事実確認は置いておいて、野党から、処分、調査がまだ終わっていない段階で辞任をすることに批判も出ていますけれども、そういった批判の声については。
答:
 男女共同参画担当大臣の私として、今やらなければならないことは、まずは再発防止で、今回の調査については、麻生大臣の下、しっかり調査結果を出していただくということと同時進行で、週末にかけて私のもとに多数の女性たちから職場においての類似のセクシュアルハラスメントの被害についての報告をいただきました。
 これは、メディアのみならず、民間企業に勤めている方からも実名で、被害についてご連絡がありましたので、それらをしっかり私のもとで精査して、これが構造的な問題であるとするならば、1日も早く是正しなければならないし、これは決して女性だけの問題ではなくて、上位の人が下の人に対して高圧的な態度を取るというのは、男性の中にも当然、同じように発生していることだと私は受け止めていますから、しっかりと良い働き方をしていただくために、それについて、いろいろな方たちの御意見を聞いて取組みたいと思っています。
 これとは別に、やはり政治は動いています。国会の中でいろいろ、私どもは法案を抱えています。これは次の日本のためにどうしてもやらなければならないことなので、そこらへんのところは御理解をいただいて、これだけをやらなければならないではなく、これはこれで構造的なものであれば、しっかりと調査をして解決して、二度とこういう事案が起きないようにしていくことが、私たち与野党超えた政治家の努めだと思っています。それを是非、私は取組みたいと思っています。
問:
 今のそのセクハラの告発の過程で、無断で録音したことですとか、それを外部に持ち出したことですとか、手法についての批判などが党内で出ているようですが、これについてどういうふうに受け止められますでしょうか。
答:
 今現在は、調査中ということで、個別のことについては申し上げませんが、やはりそういうことが起きてしまった背景、または土壌、そこをしっかりと確認しなければなりません。何もなければそんなことは発生しないわけですから、そういうことが起きた、私たちの周辺に何かが起きているはずなんですね。私とすれば、あくまでも被害者側の保護・救済というのが第一義です。行動を取られた女性が、そこまでせざるを得なかったことについて、もう少し冷静に、調査も進んでいると信じていますが、他の事案も踏まえて御理解いただければなと思っています。

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