会見発言記事
野田総務大臣閣議後記者会見の概要
平成30年8月15日
冒頭発言
おはようございます。
私から1件ございます。
【群馬県防災ヘリコプター墜落事故】
8月10日に発生した「群馬県防災ヘリコプター墜落事故」により、消防隊員など9名の方がお亡くなりになられました。
消防行政を所管する総務大臣として痛恨の極みであり、残念でなりません。心より哀悼の意を表するとともに、ご家族の皆様にお見舞い申し上げます。
今回の事故の原因等については、今後、関係機関が調査を実施すると聞いています。
消防庁として、昨年3月の長野県での事故を受けて、有識者による検討会を行い、提言された「安全性向上」などの取組を今年3月に要請していた矢先の事故であり、極めて重く受け止めています。
この事故を受け、消防防災ヘリを運航している地方公共団体に対して、安全確保の再徹底と、提言の取組の早期実施を8月13日付で緊急に要請したほか、今回の事故の検証を消防庁としても早急に行い、ヘリの安全運航に必要なでき得る限りの対策をとること、群馬県でのヘリコプターによる今後の救助・救急体制が適切に確保できるよう近隣県等と調整することを、消防庁長官に指示したところです。
詳細については、消防庁国民保護・防災部参事官及び広域応援室にお問い合わせください。
私の方からは、以上です。
質疑応答
ヘリコプター墜落事故を受けての地方公共団体への通知
- 問:
- 13日付で防災ヘリに関する要請を地方公共団体に出されたということですけれども、どのようなところに力点を置かれた、または、具体策としてどういった対応を団体の方に求めていくか教えてください。
- 答:
- 平成29年3月の長野県消防防災ヘリコプターの墜落事故からわずか1年5か月後に、群馬県において消防隊員など9名もの方々が死亡する事故が発生したこと、極めて重く受け止めています。
長野県の事故原因については、国土交通省の運輸安全委員会において引き続き調査中であり、今回の群馬県の事故についても、原因究明には一定の時間を要する見込みです。
そこで、まずは、安全運航上の重要な点として、8月13日に発出した通知において、ヘリコプター動態管理システム等を用いて、運航状況を常時把握すること、その上で、飛行データが消失した場合等には、遅滞なく消防庁に連絡すること。二人操縦体制の導入など、長野県での事故を受けて設置された有識者による検討会での提言を早期に実施することを要請したところであります。
これらにより、迅速な初動対応と消防防災ヘリコプターの安全運航を徹底していきたいと考えているところです。
靖国神社参拝
- 問:
- 今年、靖国神社への参拝はどうされるか。
- 答:
- 今年の靖国神社の参拝はいたしません。
- 問:
- 大臣、参拝しないことに関する具体的な理由というのは。
- 答:
- 前回、昨年同じようなご質問もございまして、昨年はいろいろと考え、そして、家族とも相談し、今の日本を取り巻く国内外の山積した問題を考えた時に、自分の思いを強行させる、自分がこれまでやってきたからやるという、そういう頑なな気持ちではなく、今の政治状況をしっかり冷静に見つめた上で、靖国を参拝することを今日しなくても良いのではないかという判断をいたしました。
これまでも日にちを限定せずに、家族で参拝する場所でありましたので、そういうふうに昨年心に決めました。
今年も同様の気持ちであります。
まだまだ、ますます、むしろ混迷している部分もあり、いたずらに私の個人的な行動で様々な問題を発生させることは憚られるという判断をさせていただいたところです。
- 問:
- ほか、よろしいですか。では、どうもありがとうございました。
大臣の動画はこちら(YouTube)
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