総務省トップ > 広報・報道 > 大臣会見・発言等 > 石田総務大臣閣議後記者会見の概要(平成30年10月5日)

会見発言記事

石田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年10月5日

冒頭発言


 おはようございます。
 冒頭、私の方からご報告させていただきます。

家計調査結果

 本日の閣議におきまして、私から家計調査結果について報告をいたしました。そのポイントを説明いたします。
 全国二人以上世帯の8月の消費支出は、一年前に比べまして、変動調整値で名目4.3%の増加、実質2.8%の増加となりました。
 国内パック旅行費などの「教養娯楽サービス」などが実質減少となった一方で、自動車購入などの「自動車等関係費」や電気冷蔵庫などの「家庭用耐久財」などが実質増加となりました。
 一年前と比べた世帯の消費支出は、名目、実質ともに増加となっておりまして、消費は持ち直してきているとみられます。
 詳細は、統計局にお問い合わせください。


 以上でございます。


 

質疑応答

インターネット投票の導入に向けたスケジュール

問:
 選挙でのインターネット投票についてお伺いします。総務省の有識者会議が、海外での在外投票のネット投票については、技術的に可能だという報告書をまとめました。総務省は来年度、実証実験に取り組む方針を示していますけれども、導入時期については、前の野田大臣はできるだけ早くと、河野外務大臣も2020年にもというような発言をされています。まずは石田大臣に、ネット投票についてどうお考えになっているかということと、導入すべきということでしたら、導入に向けたスケジュール感について教えてください。
答:
 実は河野大臣から、早速お話がございました。
 今ご指摘にあったように、研究会におきまして、技術面・運用面の大きなハードルはクリアできるということ、その上で、今後詳細な検討が必要だ、そういう課題が残っている、そういうような提言がなされております。
 在外選挙のインターネット投票というのは、非常にメリットもあるわけですね。遠方から在外公館に赴く必要がなくなるとか、あるいは郵送に要する時間や費用が軽減される、そういうようなことがありまして、選挙人の利便性の向上には大きく資するものだと考えています。
 同時に、システムのセキュリティ、これは万全を期す必要があります。そういう問題も残っているということでございます。
 その上で、ご指摘がありましたように、来年度の概算要求に実証的な検証をするための予算を盛り込んでいるところでございます。これからそれの実現に取り組んでいきたい、その予算獲得に取り組んでいきたいと思っております。
 導入に向けましては、マイナンバーカードの海外利用の実現や、各党各会派におけるご議論などを踏まえる必要がございます。総務省といたしましては、来年度の検証等の結果を踏まえて、できるだけ早く導入していきたいと考えているところでございます。

5Gの試験的サービスへの期待

問:
 次世代通信の5Gについての質問です。おとといですね、5Gに参入を表明した通信各社に対する公開ヒアリングが行われまして、複数社が2019年度の試験的なサービスを、計画を説明しましたが、この試験的サービスへの期待と、さらにその先の2020年実用化に向けた期待をお聞かせください。
答:
 私は自民党の中で、ずっと5Gということを言ってきました。会議でですね。特に、これは重要な基盤インフラというふうに考えておりまして、やり方によったら、都市と地方の格差、そういう問題にもなっていく。昔の、高速道路があるところとないところとか、新幹線網のあるところとないところとか、そのぐらいの大きな問題だと思っておりまして、非常に関心を持っているところでありますが、一昨日行われた公開ヒアリングにおいては、5Gの特性を活かして、いろいろなアイデアを出していただいたようでございます。5Gの試験的サービスなどを2019年に提供する旨の発表などがあったと聞いておるところでございます。
 このような試験的なサービス通じて、早期にサービスを供給できるように期待していきたいと思っておるところでございます。こういうヒアリングを踏まえながら、5G用の周波数の、2019年3月末頃の割り当てを目指して、引き続き検討してまいりたいと思っております。


問:
 ありがとうございます。
答:
 どうもありがとうございました。よろしくお願いします。

大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます

ページトップへ戻る