会見発言記事
石田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和元年7月16日
冒頭発言
おはようございます。
私からはありません。どうぞ。
質疑応答
かんぽ生命による不適切な保険契約
- 問:
- かんぽ生命の件ですけれども、かんぽ生命で不適切な保険契約の乗り換えが多数あった問題に関連して、総務省は6月に日本郵便に対して、販売手法に問題がなかったかどうかの報告徴求命令を出しました。これについて、命令を出してからしばらく経ちますけれども、日本郵便からの報告の有無、あったかどうかの状況について、大臣の受け止めと併せて教えていただけますでしょうか。
- 答:
- 7月10日に日本郵便株式会社から、改善策等についての報告を受けました。内容については、同日、かんぽ生命保険と日本郵便が記者会見で説明したものを含むものとなっております。
しかしながら、検討中とされた部分とか、あるいは、これから、第三者委員会による調査も行われる予定であります。日本郵便に対しては早急に報告するよう、改めて求めたところでございます。今申し上げた検討中とか、あるいは第三者委員会の調査ということもございましたが、早急に報告するよう求めたということであります。
両社が、顧客本位を徹底できず、契約者に対し不利益を生じさせたことは、誠に遺憾でございまして、両社においては、実態解明と不利益を受けた契約者の権利回復などに全力で取り組むとともに、顧客本位のサービスを提供できるよう、抜本的な改善策を早急に検討いただきたいと思っております。
- 問:
- この問題に関連してですけれども、金融庁の方は、かんぽ生命に対して業務改善命令などの行政処分を行う見通しとなっていますけれども、日本郵便を所管する総務省としても、今後、日本郵便に対して何らかの行政処分を行う必要があるかどうかについて、大臣のお考えを聞かせていただけますでしょうか。
- 答:
- 総務省としては、日本郵便株式会社からの今後の、先ほども申し上げましたけれども、調査結果等の報告を踏まえまして、更なる対応を検討してまいりたいと考えております。
投票所数の減少
- 問:
- 参院選の投票所の関係でお伺いします。総務省の調査で参院選の投開票日の投票場所が800箇所以上減っているということ、前回の2016年に比べて減っているということが分かりました。かつて自治省時代には、投票所については、3キロ圏内、あるいは3,000人に1箇所という指標みたいなものを示していたようですが、これとやや離れている傾向にあるように思います。大臣の所感と今後どうあるべきかについてお伺いできたらと思います。
- 答:
- 投票所数については、過疎化による選挙人数の減少、あるいは市町村合併などを契機とした投票区の見直し、そういうことで減少してきているというふうに承知をしておりますけれども、投票所の設置については、市町村の選挙管理委員会が、地域の実情などを踏まえて決定すべきものでありまして、地域の実情を踏まえて、例えば、投票所や期日前投票所を設置する、あるいは、かつて投票所があった地域での期日前投票所の設置、あるいは移動期日前投票所の取組、移動困難者に対する支援など、選挙人の投票機会の確保にそれぞれの市町村の選挙管理委員会が努めておられるというふうに考えております。
平成30年度の地方税収
- 問:
- 地方財政のことで1問お伺いします。2018年度の地方税収が41兆9,563億円と過去最高を2年連続で更新いたしました。大臣の受け止めをお願いします。
- 答:
- 平成30年度の地方税収入の決算見込が、今ご指摘のように過去最高になったということでございまして、これは喜ばしいことだと思っておりますが、具体的に申し上げますと、地方法人特別譲与税を含んだ場合は42兆円となり、前年度の40.9兆円に比べ1.1兆円の増、それから、地方法人特別譲与税を除いた場合でも39.9兆円となり、前年度の39.1兆円に比べて0.8兆円の増ということでございます。
主な税目では、個人住民税が給与所得の増加により0.1兆円の増、また、地方法人二税、これは地方法人特別譲与税を含んでおりますけれども、企業業績の増益を反映して0.7兆円の増となっておるわけであります。
これは、アベノミクスの成果が地方を含めた全国各地の雇用・所得、あるいは企業収益に結びついて、地方税収に現れているものと考えているところでございます。
総務省としては、今後とも、地域経済の好循環に向けた取組を一層推進することによりまして、地方税の更なる増収が図られるように取り組んでまいりたいと思っております。
ふるさと納税制度
- 問:
- 泉佐野市が、今日午後、大臣宛ての抗議文を提出すると。これは、国地方係争処理委員会で審査になっていますけれども、双方から出している書類に追加して、総務省があとから再答弁書というものを出したということで、これは公正・公平でないとかですね、委員会軽視だというようなことを言っていて、今日午後4時に抗議文を持ってくると言っているんですが、これについての受け止めをお願いします。
- 答:
- その話は初めてですので、どういう事情か理解しておりません。
- 問:
- ほか、ありますでしょうか。では、本日これで閉めさせていただきます。ありがとうございました。
- 答:
- どうも、ありがとうございました。
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