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会見発言記事

鈴木総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年9月15日

冒頭発言

【普通交付税の繰上げ交付】
 
 令和5年台風第13号の被害によりまして、亡くなられた方々にご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げたいと思います。
 総務省では、災害救助法が適用された、福島県いわき市、南相馬市、茨城県日立市、高萩市、北茨城市、千葉県茂原市、鴨川市、山武市、大網白里市、睦沢町、長柄町、長南町及び大多喜町の合計13市町からの要望を踏まえ、11月に定例で交付すべき普通交付税の一部であります、42億3,400万円を本日、繰り上げて交付することを決定しました。
 引き続き、被害状況などを踏まえながら、被災自治体の財政運営に支障が生じないよう適切に対応してまいります。
 
 以上でございます。

質疑応答

NTT法

問:
  1問、NTT法について伺います。自民党の萩生田政調会長は13日の記者会見で、「議論を加速させ、年内にも一定の方向性を見定めていきたい」と発言しました。総務省としては、情報通信審議会で来年夏までの答申を求めていますが、総務省としてもその議論を加速させるような考えはおありでしょうか。ご所見をお願いします。
答:
  自民党では、「防衛関係費の財源検討に関する特命委員会」の下に設置されましたプロジェクト・チームにおきまして、本年11月頃を目途に提言を取りまとめる方向で、NTT法の在り方について議論が行われているものと承知しております。
  総務省の情報通信審議会におきましても、令和2年公布の改正NTT法等において、3年後に施行状況の検証を行うこととされていることを踏まえ、情報通信を取り巻く環境変化に対応し、時代に即した制度の在り方について議論を開始いたしました。
  審議会におきましては、広く通信政策の在り方全般について、多岐にわたる論点の検討をお願いしており、関係事業者・団体等の様々なご意見をしっかりと伺いながら、丁寧に議論を進めていただいております。
  来年夏頃を目途に答申を希望しているところですが、議論を進める中で、早期に方向性を得られるものにつきましては、速やかに必要な見直しに取り組んでまいりたいと考えております。

旧統一教会

問:
  昨日に引き続いてですが、旧統一教会との関係について改めてお伺いします。昨日の記者会見で、教団のイベントに祝電を出したことや秘書の方が参加されたことなどについて、鈴木大臣は「自民党の調査に詳細にお答えしている通り」とご回答されました。この調査というのは、昨年9月に自民党が公表しまして、いわゆる点検結果のことだと思うのですが、点検結果では、教団と接点があった所属議員の実名を公表されておりますが、おそらく鈴木大臣のケースは公表基準にあてはまらなかったため、鈴木さんのお名前自体は公表されていないと思います。このために、鈴木大臣が今回大臣に就任される以前の期間におきまして、公の場で旧統一教会との関係について説明が求められる機会がなかった面があるのではないかと考えております。今回、総務大臣に就任されて、旧統一教会との関係について説明が改めて求められる立場になったのではないかと思います。自民党に回答された詳細な内容を含めた旧統一教会との関係について、この記者会見の場で詳細にご説明をいただけませんでしょうか。
答:
  まずは、この場所は、総務大臣としての記者会見でありますので、現在のことについて申し上げますと、旧統一教会と政治との関係が問題になって以降、当該団体及び関連団体との関係は全く断っております。今後とも当該団体及び関連団体との関係を断つことを徹底してまいります。これはまず前提です。
  その上で、お尋ねの点についてお答え申し上げます。私の支援者からの強い要請があったために、関連団体の会合に私が1回、秘書が3回出席したことと回答しております。また、私も秘書も会合にあえて出席せずに済ませるために祝電を3回打ったと回答しております。また、関連団体に対する会費類の支出として4件回答しております。昨日、申し上げたとおり私自身は非常に警戒しておりましたので、強いご要請をいただいた場合にやむを得ず対応を行ったことはありますが、私から積極的に関係を持ったことは一切ありません。以上でございます。

問:
  ありがとうございます。今おっしゃっていただいた関連イベントの出席ですかね、大臣が1回、秘書の方が複数回と。これはいつ頃のことになりますでしょうか。
答:
  参議院選挙の前のあたりですので、去年の夏、参議院選挙は去年ですよね。22年ですね。

問:
  すみません。大臣、ちょっと聞こえないので、もう1回、日付をお願いします。
答:
  日付は、すみません。

問:
  日付というか、今おっしゃった年月。
答:
  参議院選挙の候補予定者を応援する会でありましたので、その時期です。

問:
  できるだけ関わらないようにされていたという趣旨が、ご発言があったと思いますが、旧教団に対してはどんな認識をお持ちだったということなのでしょうか。
答:
  様々な事件がありましたので、そういう団体なのだろうという懸念は持っておりますので、私の支援者の中にそういう方がおったかもしれませんが、要請がありますが、極力関係を持たないようにずっとしていましたし、秘書もそのようにしていました。そうした中で、やむを得ずというときに、どうしてもの場合に、まずは出ないで済むように祝電を打って出ない。どうしても強い要請があって、その場合には出たことがありますが、先ほど申し上げたように秘書が3回、私は1回でありますが、そのような状況でございまして、あえて関係を持たないために電報を打って終わりにすると、このようなことだったと思います。

問:
  出席された1回というのは、やむを得ない状況というのはどんな状況だったのですか。
答:
 参議院選挙の候補予定者の応援でありますので、そういった面ではその候補者自身の応援もありますので、それを応援しているところの会合に行ったということはあります。

問:
  会費の支出は4件とおっしゃったのは、ご本人と秘書さんが3回出られたので、この4回についてということですか。
答:
  秘書が出席したことがありまして、その時に、会費の会でもありましたので、その会合に会費を持っていって出席した形にしてすぐ帰ったと、このようなことであります。

問:
  この1回+3回の4回と、会費の支出の4回というのは一緒と受け止めとけばよろしいのでしょうか。それとも、出席された4回、秘書さん含めて4回と、会費の支出が重ならない部分もあるんでしょうか。
答:
  一部あります。

問:
  それは何回とか分かりますでしょうか。
答:
  3回会費だったと思います。

問:
  4回はあれで、それとは別に3回会費。3回会費というのは。
答:
  会合に秘書が行って会費を置いてきた場合が3回あって、あと1回は。

問:
  会費だけ出して。
答:
  ではなくて、定期購読の書類もありますのでその件です。

副大臣・大臣政務官人事

問:
  先ほど、副大臣・政務官人事が発表されました。先ほど発表された副大臣・政務官人事では女性が1人も入っていないということでございました。閣僚人事では5人の女性が入閣した一方で、副大臣・政務官人事ではゼロとなっておりますが、そのことについて受け止めがございましたらよろしくお願いします。
答:
  私も、そうなのかと改めて思ったぐらいなのですが、実際、今回副大臣・政務官人事では無かったということであります。ただ、閣僚、副大臣、政務官、総理補佐官など、全てで適材適所の人事と思われますので、そういう認識でおります。いずれにしても、女性活躍はとても重要な課題でありますので、総務省としても全ての方が個性と能力を発揮できる社会の実現に取り組んでまいりたいと思います。

マイナポイント

問:
  ありがとうございました。
答:
  最後に、マイナポイントの申込期限についてお知らせを申し上げます。
  この点は、松本前大臣からもしっかり周知するように引き継いでおりますので、よろしくお願いします。
  マイナポイントの申込期限であります9月末まで、あと2週間でございます。期限間際には、自治体等の窓口が混雑する可能性もありますし、9月末よりも早く申込を締め切る決済サービスもありますので、申込をご希望の方は、是非この三連休中にお申込賜りますようによろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

問:
  ありがとうございます。
答:
  はい。ありがとうございます。

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