総務省は、テレビジョン放送による視聴覚障害者や高齢者に配慮した字幕放送等の普及促進に取り組んでいます。その一環として、平成26年度の字幕放送、解説放送及び手話放送の実績を取りまとめましたので公表します。
平成26年度における字幕放送等の実績の概要は、以下のとおりです。(注1)(注2)
(テキスト版はこちら)
「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の普及目標となる放送番組における字幕番組の割合(注3) | 総放送時間に占める字幕放送時間の割合 | |
NHK(総合) | 86.9% [+2.1ポイント] | 75.9% [+3.6ポイント] |
---|---|---|
NHK(教育) | 71.5% [+8.3ポイント] | 62.7% [+8.2ポイント] |
在京キー5局(注4) | 98.0% [+2.5ポイント] | 57.5% [+5.2ポイント] |
在阪準キー4局(注5) | 96.6% [+2.5ポイント] | 52.5% [+5.0ポイント] |
在名広域4局(注6) | 92.8% [+3.6ポイント] | 48.7% [+4.3ポイント] |
全国の系列ローカル局 (在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社) |
74.0% [+4.6ポイント] | 42.9% [+4.8ポイント] |
上記以外のローカル局(13社) | 16.8% [−] | 7.8% [−] |
普及目標の対象となる放送番組とは、7時から24時までの間に放送される番組のうち、次に掲げる放送番組を除く全ての放送番組をいう。
「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の普及目標となる放送番組における解説番組の割合(注7) | 総放送時間に占める解説放送時間の割合 | |
NHK(総合) | 10.4% [+0.6ポイント] | 10.0% [+1.1ポイント] |
---|---|---|
NHK(教育) | 15.3% [+1.7ポイント] | 13.7% [+1.7ポイント] |
在京キー5局 | 6.1% [+0.7ポイント] | 2.3% [+0.3ポイント] |
在阪準キー4局 | 6.2% [+0.7ポイント] | 2.3% [+0.3ポイント] |
在名広域4局 | 5.2% [+0.5ポイント] | 1.9% [+0.2ポイント] |
全国の系列ローカル局 (在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社) |
4.3% [+1.0ポイント] | 2.0% [+0.4ポイント] |
上記以外のローカル局(13社) | 0.3% [−] | 0.1% [−] |
なお「権利処理上の理由等により解説を付すことができない放送番組」とは次に掲げる放送番組である。
総放送時間に占める手話放送時間の割合 | |
NHK(総合) | 0.2% [±0.0ポイント] |
---|---|
NHK(教育) | 2.6% [+0.1ポイント] |
在京キー5局 | 0.1% [±0.0ポイント] |
在阪準キー4局 | 0.1% [±0.0ポイント] |
在名広域4局 | 0.1% [±0.0ポイント] |
全国の系列ローカル局 (在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社) |
0.1% [±0.0ポイント] |
上記以外のローカル局(13社) | 0.5% [−] |
(注8) あらかじめ放送の原稿から字幕データを作成しておき、放送の音声のタイミングに合わせて字幕を送出する方式。