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第1回放送ネットワークの強靱化に関する検討会(平成25年2月27日)

2月27日に、今後も放送が災害情報等を国民に適切に提供できるよう、放送ネットワークの強靱化策等について検討を行うため、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が開催されました。
第1回の今回は、新藤総務大臣、柴山総務副大臣、橘総務大臣政務官も参加され、災害時における放送の現状や課題について放送事業者によるプレゼンテーションが行われました。


閉会の挨拶をする新藤総務大臣


 
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新藤総務大臣 閉会の挨拶

それでは、改めまして私のほうからご挨拶をさせていただきます。総務大臣の新藤でございます。 今日は、第1回となります放送ネットワークの強靱化に関する検討会ということで、私どもからお願いをいたしまして、いろいろとご多用の中、皆様方にお出ましをいただき、このような会を設置していただきましたこと、御礼を申し上げたいと存じます。 官邸のほうで会議があったものですから、おくれてしまいましたこと、まずおわびを申し上げますが、途中から聞かせていただきまして、大変に興味深いお話を伺ったわけであります。特に、震災後に頼りにされたのがラジオであると。情報と安心を得るためにラジオが使われた、また現場のほうでは大変なご苦労の中で、使命感に基づいて必死の放送作業が行われたということ、これらに敬意を表したいと思うわけであります。 今、伊豆市長さんのほうからお話がありましたように、今後、大規模な災害が起きたときに、どのように放送の強靱化というものを確保しておくかということは非常に重大な問題でありますから、いろいろとお知恵をいただきながら、我々としても一定の方向を出していきたいと、このように思っているわけであります。 一方で、これに加えまして、ラジオをこれからどのように位置づけていくのか。また、お話にもありましたように、2020年には親局の半数が更新をしていかなくてはならない。それに対しては、立地上の問題もあります、資金上の問題もあると思います。特に広告に関係するものは、今、半減しているという状況があるわけであります。施設の老朽化ですとか、今、勝部市長さんのほうからお話ございました難聴の問題がありますね。もろもろ含めて、ラジオというメディアの持つ特性を踏まえながら、どのようにこの国の中で位置づけていくのか、これは極めて大きな課題があると思っています。 私、いろいろと事務局方からもお話を聞きまして、まずは放送ネットワークの強靱化というもののご検討を賜りますが、加えて、その先のラジオのあり方というものをぜひご議論いただければありがたいと思いますし、誰かがどこかでそういう方向性を出していかないと、今の課題というのは何年来も議論されていることと承知をしております。ですから、そろそろある程度の方向性をしっかりまとめて、そして必要なものの整備を進めていく、そういう時期が近づいているのではないか。この放送の強靱化に関する検討会というのは、そういう使命を持っていただいたらありがたいなと、私はそのように思っております。短期間でありますが、集中的なご議論のもとで、まず第1には6月をめどにご議論いただくというのは概算要求に反映させる。26年度の予算の中に、総務省の予算でもありますし、政府の予算を必要なところに、皆様方のこのご議論の結果を反映できるものはさせていきたいと思います。また、中長期の計画が必要であるならば、そういったことも含めて、これは実務ベースに乗せていきたいと思っています。 ですので、この検討会は、いろいろなご意見をいただきながら、ぜひともそういった観点も踏まえた運営をしていただければありがたいと思います。山本座長にはご苦労いただくわけでございますけれども、また音座長代理はまさにラジオのためにお出ましいただいたようなお名前をお持ちでいらっしゃいます。形式的な会議で、何か一方通行の、ただ発表するだけの会議にせずに、こちらにはそれぞれの専門の担当がおりますから、一緒に皆さんでいろいろなやりとりができる、そういう会議にしていただければと。私も、できる限りお邪魔をさせていただいて、勉強させていただきますし、また必要なコメントもさせていただきたいと、このように思います。  大変重要な使命を持っている、また重要な役割を持っている、さらには国民生活の中ですごい長い間にわたって、しっかり根づいているメディアでもあります。また、現場の皆さんが大変に情熱を持っておやりになっていることも、私、推測できます。ですから、そういったものも取り込んだ中で、ラジオ局についてもご議論いただければありがたい。期待をしておりますので、よろしくお願い申し上げまして、ご挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。

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