大臣・副大臣・大臣政務官の動き

G空間×ICT推進会議第1回(平成25年3月6日)

平成25年3月6日、新藤総務大臣は「G空間×ICT推進会議第1回」を開催しました。
本会議では、G空間情報とICTの連携により、G空間情報を高度に利活用できるG空間社会を実現し、経済の再生や防災・減災等、我が国が直面する課題の解決に寄与する方策等を検討していくこととしています。
今回の会議では、G空間社会の実現について有識者の方々からご意見をいただきました。

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会議の冒頭 挨拶をする新藤総務大臣



会議の冒頭 挨拶をする柴山総務副大臣



会議の冒頭 挨拶をする橘総務大臣政務官


 
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【動画】挨拶をする橘総務大臣政務官

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新藤総務大臣挨拶

皆様、本日はいろいろとご多用の中、また、遠くからの方もいらっしゃると思いますが、お出ましをいただいて、私どものこのG空間×ICT推進会議にお集まりをいただきましてありがとうございました。私どものほうから一方的にお願いをしたわけでありまして、快くご理解を頂戴し、このような会議が設けられたこと、まずご協力に感謝を申し上げたいと思います。  そして、ここの場には、これまでG空間のプロジェクト、ずっといろいろと携わっていただいた方々、それからいろいろなご縁でこれにかかわっていただいている方々がお集まりであります。学会の方も、民間企業の方も、研究の方も、さらには自治体、そういったいろいろな多方面の方々にお出ましをいただきました。 私は自民党において地理空間情報推進基本法、これの立法者であり提出者であります。また、党においてはこのG空間のプロジェクトを進めていく中の合同部会というのが党にありまして、そこの事務総長を務めさせていただいております。皆様のような専門的な知識があるわけではありませんが、このプロジェクトをぜひ進めていきたい、そういう気持ちを持った者の一人だと思っております。 今回、このG空間とICTの推進会議を設けた目的は一つであります。それは、今、これからの世界を変える三大科学技術の一つと言われております。ナノテク、バイオに加えて、地理空間情報技術と、こういうことで言われておりますが、しかし、今、日本の中で、さて、どれだけG空間という言葉が、また、地理空間情報技術というものが市民権を得ているかというと、いささか私も申しわけない気持ちになるわけであります。一方で、もう既に法律ができて、そして準天頂衛星が1機、打ち上げられております。そして、数年後にはあと3機打ち上げられて、実用態勢が整うわけであります。ですから、極めて将来性のある、また、私たちの暮らしを変えることができる、そういう新しいイノベーションの一つとして、このG空間のプロジェクトを、ぜひ実用化のための準備を加速させなければいけないと、こういう思いがあります。 一方で、私は今、総務大臣としてこの役所におりますが、総務省というのはブロードバンドも持っておりますし、また、情報通信の総括官庁であります。また、ビッグデータであるとか、総務省ならではのいろいろなICTの研究を進め、プロジェクトも持っております。したがって、このG空間のプロジェクトと、それから総務省が持っているICTの技術、また実証、こういったものを重ね合わせることで、また新しいものができないか、さらに相乗効果を生み出して、もっと国民にわかりやすく希望が見えるような、そういう目標設定ができないだろうかということが今回の皆様にお願いをした趣旨であります。 したがいまして、もう利活用もいろいろな研究がなされておりますけれども、数ある中から今このタイミングでどういうものを打ち出せばほんとうに実用化、そしてまた国民の皆さんに喜んでいただけるか。それは防災システムかもしれません。そして、地域づくりに役立てる、地域の活性化に資するものであるのかもしれません。民間の商業の活性化に使えるものであるかもしれません。いずれにしても、とにかく具体的な実用化のためのプロジェクトを絞り込んで、そしてそこに集中投資ができるような形をしていけないものかと私は思っているわけであります。したがいまして、今これから先生方にお願いをして、5月ぐらいまでにはある一定の方向を中間報告で出せるようにしたいと思っています。それは6月の26年度の概算要求に反映できるようなもの、それがもし成果物で得られるならば、私どもはそれを政府の中にしっかりと要求してまいりたいと、こういう思いもあるからでございます。 ぜひ、柴崎先生に座長をお願いをして、大変ご多忙の中、恐縮でございますが、そういった観点も含めて実践的な会議にしていただけますように、また、皆様方からも忌憚のないいろいろなご意見をぜひ賜って、発表して終わりとか一方通行ではなく、議論していただいていいと思います。ぜひそういう場にしていただきたいと思います。 ちょっとたくさんの方にお願いしたものですから、総務省では入れる場所がここしかないもので、何かワンワンしていて申しわけないのですが、そういったことでありますから、ぜひご理解いただいて、そしてまた、すばらしい成果を出していただきますように大いに期待をいたしまして、御礼を込めてのご挨拶にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


柴山総務副大臣挨拶

副大臣の柴山昌彦でございます。本日はお忙しいところ、ご参集をいただきましてありがとうございました。 実は、私もG空間に関しては新藤先生と同じ議員連盟のメンバーとして進めるお手伝いをさせていただいております。今、お話があったように、このG空間のプロジェクトとICTの融合、総合利活用ということは、長引くデフレからの脱却に向けた起爆剤であって、まさしくこの新藤大臣のもとでこそ前に進めるべきプロジェクトではないかと私は考えております。 思えば、5年前の平成20年、スマートフォンの出荷台数は110万台に過ぎませんでした。しかし、直近の平成23年度には2,417万台ということで、わずか5年弱で20倍以上に激増しております。そして、地図アプリについても7割以上の、今、申し上げたスマートフォンユーザーが利用しているというのが平成23年2月の統計でございます。 今後もこういったG空間とICTの連携の動きというものはとどまるところを知らずにどんどん広がっていくと思いますし、これを一体どのように私たちの暮らしに生かしていくかということが、まさしく日本の活力、あるいは今、お話があった安心・安全、そういうものに直結をしてくるのだろうというように考えております。 それだけではなくて、実はこれから我々、ICT等のインフラをアジアを初め世界展開をしていこうというように考えておりますけれども、このG空間とICTに関するシステム、このパッケージディールというのをぜひとも海外展開の一つのツールにしていきたいなというように思っております。ぜひ、本日お集まりをいただいた皆様には、さまざまな観点からこのG空間、そしてICTの未来についてのご提言を賜りますように、私からも心からお願いを申し上げまして一言挨拶とかえさせていただきます。今日はありがとうございます。


橘総務大臣政務官挨拶

担当いたします政務官の橘と申します。今日は大変お忙しい中、柴崎座長初め皆様、ありがとうございます。今ほど新藤大臣、柴山副大臣からお話のあったことでほとんど総務省としての大臣の皆さんの思いは尽きていると思いますが、あの3.11の東日本大震災から間もなく2年ということになってまいります。1万5,000人余の方が命を落とされ、2,700人に近い方々が今もって行方不明だと。そういったことを一つ考えてみましても、このG空間ということで、いつどこに誰が、いつどこに何がと、そういった情報がしっかり把握されるのであれば防災にも役立つかもしれない。そしてまた、元気創造ということで地域にとってもいろいろな役立ち方があるに違いないと、このように思うわけであります。 学識経験者の皆様、そしてまた、実際にこういうものを利用されていろいろなビジネスをされている皆様、そして地域で行政に携わっている皆様、いろいろな方々に今回はお集まりをいただいております。皆さんのご意見の中で、最初に大臣が申されましたように、次のまた施策、次の事業というものにつなげていけるような会になりますようにご協力をお願い申し上げて、一言のご挨拶といたします。どうかよろしくお願いいたします。

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