大臣・副大臣・大臣政務官の動き

G空間×ICT推進会議第3回(平成25年5月21日)

平成25年5月21日、新藤総務大臣は「G空間×ICT推進会議第3回」を開催しました。
本会議では、G空間情報とICTの連携により、G空間情報を高度に利活用できるG空間社会を実現し、経済の再生や防災等、我が国が直面する課題の解決に寄与する方策等を検討していくこととしています。
今回の会議では、新産業・新サービスに関するアドホック会合、防災・地域活性化に関するアドホック会合の両主査より、各アドホック会合の議論の結果を報告いただいた後に意見交換を行いました。


挨拶をする新藤総務大臣


 
【動画】挨拶をする新藤総務大臣


新藤総務大臣挨拶

 皆様方、毎回のように精力的にお集まりをいただき、しかも、この2つのアドホックの作業は極めて精度の高い、また、ボリュームのあるものにしていただき、ほんとうにありがたく思っております。皆様方、それぞれの分野でご活躍もされておりますし、また、長年取り組まれた方々であります。このチームといいますか、こういうご縁をぜひ大事にして、ここからまたいろんな展開ができればいいなと私は期待をしているわけであります。 
 それから、毎回のように政府の他省の人たちも来てくれております。ですから、この動きをどうやって現実のものとして絞り込んでいくかというのが私たちの課題だと思っております。今、ここにあるものはG空間でこういうことができますということを、たくさん出していただきました。それから、そのときのポイントはこうですというのも出していただきました。ここでご提案されたり、指摘いただいたことは、やり方は別ですが、他の会議でもかなり出てくるわけです。早速、トヨタさんは、このG空間とは違うけれども、うちの安倍総理は自動走行で実験をやろうということで、同じようなことをやろうとしているんですよね。農業もそうです、ビッグデータを使って農業にイノベーションを入れようとか、いろいろやっているわけです。ですので、私とすれば、このようにいろんな可能性をご提案いただきましたので、そこから、今の段階で何を絞り込んだらいいのか。どちらにしても基盤ができれば、最終的にはどんどん展開していくし、新しいものというのは今、わかるわけないというのはお話のとおりだと思います。でも、今、私たちの作業がどれだけ国民の方たちの期待になっているかというと、ほとんどわかってないわけですよね。なぜなら、広過ぎて、また、難し過ぎて、多過ぎて、いや、どれもこれも聞いたら大事だけど、だから何するの? というのを私たちはやらなければいけない。前回も申しましたが、これの中のどれかが先導的なプロジェクトとして絞り込んでピックアップしていただくならば、それは国家戦略特区の中に入れ込むこともできます。私が担当大臣になりましたので、国家戦略特区でどこかで先導的な規制緩和をかけて新しいまちづくりをやろうと。そのときに、当然、まちで行われるサービスの一つとして、ここにあるものはいろんなものが入れられるんです。それから、地域活性化のプロジェクトをやろうと。いわゆる生活基盤を共有化して、福祉だとか医療だとか、そういったサービスをやりましょうと。これ、ここのG空間のものが使えますよね。それから、防災の観点から新しい仕組みをつくりましょうと。これもどこかでテストしてみましょう、モデルの地区を決めましょうというふうに、今、私たちがやろうとしていることをどこかで実証できるところまで来ているんです。そうだとすると、この中からどれをまず絞り込むかというところをどうしてもやっていただかなければならない。しかも、わかりやすく、難しいことを簡単にいかに説明するかということが、一番難しいところでありますが、そこを作業していただいて、これは作業としてきちんとまとめていただいた上で、その一環として、まず、ここからどうですかというのが、いいものができれば、それは総理大臣が発言することになるだろうと、こういうことでございまして、ぜひそこを取りまとめいただく先生方にご苦労いただくところですが、ちょっと力を注いでいただきたいと。場合によって、絞り込んだ場合には、それをご協力いただく方が当然、この中に出てきてくれると思いますので、そこを一緒にやっていただければありがたいなと思うわけであります。もうここまで来ますと、実証段階に入らなければいけないので、それは準天頂が飛んでからやればいいということじゃなくて、飛ばなくたってできることがあって、飛べばさらに精度の高いものができるということでありますから、そういったことを踏まえて、もう終盤に来ていると思いますけれども、取りまとめのほうをお願い申し上げたい。 
 また、総務省のほうもずっと聞いておりますから、これ、我々も全面的にいろいろご協力させていだたきます。また、予算取りも含めて、これは我々、責任持ってやりますので、どうぞそういったことで、最後の一踏ん張りをお願い申し上げまして、ご挨拶にかえさせていただきます。

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