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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

第1回電波政策ビジョン懇談会 (平成26年1月31日)

総務省で、電波ひっ迫解消のための政策の抜本的な見直し、世界最先端のワイヤレス(モバイル)立国の実現・維持を図るため、新しい電波利用の姿等についてより具体的に議論を行うべく「電波政策ビジョン懇談会」第1回が開催されました。
当日は、上川総務副大臣、藤川総務大臣政務官が挨拶を行ったほか、電波利用の現状を踏まえ、構成員から様々なご意見をいただきました。


挨拶をする上川総務副大臣



挨拶をする藤川総務大臣政務官


 
【動画】挨拶をする上川総務副大臣




 
【動画】挨拶をする藤川総務大臣政務官



上川総務副大臣挨拶

 皆様、おはようございます。総務副大臣の上川陽子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 
 構成員の先生方におかれましては、御多忙のところ本懇談会に御参加を賜りまして、まことにありがとうございます。 
 情報通信技術の発達に伴いまして、我が国では、スマートフォンに代表される携帯電話、そしてWi-Fiなど各種の電波利用が著しく増加しているということでございます。国民生活や経済社会を支える重要なインフラとして機能を果たしてきたということでございます。特に、携帯電話の端末からインターネットへの接続が一般的に行われるようになりましたのも15年ほど前ということでありまして、それ以来、携帯電話端末にさまざまな機能が具備されるようになりました。大変便利な道具として日常の中で使われるようになっております。電話あるいはテレビ、ラジオなどのように通信あるいは放送といった単純に割り切ることのできるシステムではございませんで、最近ではスマートメーターやスマートシティ関連の各種システムのように、インフラと環境が融合したような新しい概念のシステムが次々と登場し、日常生活の中に深く入っている状況でございます。 
 こうした新たなシステムを導入し、また今後も引き続き増大する通信需要に対処していくためには、常に一定の周波数を確保し続けなければなりません。電波は有限で、また大変希少な資源でありますので、既に使い勝手のよい周波数帯につきましては何かしら利用に供されているということでございます。したがって、新たな需要に充てるための周波数を確保するためには、例えば比較的利用度合いの低い周波数を、区画整理しながら空き地をつくって、それを利用していくといった工夫を絶えずしていかなければならない状況にございます。     
 現在、総務省では、携帯電話に代表されるワイヤレスブロードバンドのために、2020年までに合計2000MHz以上の幅の周波数を確保するという目標を掲げております。そのために周波数の再編に関する各種の施策を推進しているところでございます。しかしながら、2020年というとあと6年ということでありまして、そうした新しい目標、そして今後の総務省の取り組みの礎となるような御提言を必要としている状況でございます。2020年以降を見据えながら、将来の電波利用の姿につきまして活発に御議論を賜りまして、その姿について、新たな周波数の確保の目標、その実現に向けた方策につきまして御提言をいただきたいということで本懇談会を開催した次第でございます。 
 構成員の皆様におかれましては、幅広い観点から忌憚ない御意見を賜りまして、そして明確な目標を定めることができ、それに基づいて施策をしっかりと実現することができるようにお力をいただきたいということで、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございます。
藤川総務大臣政務官挨拶

 おはようございます。総務大臣政務官の藤川でございます。 
 平素より情報通信行政の推進に多大な御貢献をいただきまして、まことにありがとうございます。私からもこの場をおかりいたしまして心からお礼を申し上げる次第でございます。 
 皆様御承知のように、通信や放送などの情報通信産業は我が国の基幹的な産業の1つであり、また、手段としての情報通信は他の産業を支える基盤として重要な役割を持っております。特に、近年の高度な電波利用は、国民生活を便利で質の高いものにすると当時に、関係企業にとって多くのビジネスチャンスを生み出しており、社会経済に対して大きく寄与するものでございます。また、我が国では既に人口が減少するとともに、なお高齢化が進展するなど、引き続き社会構造の変化が見込まれているところであります。そうした中で、強みとなっている情報通信技術を生かし、世界の中で活路を見出していくことが大きく期待されているところであります。 
 本懇談会では、将来の電波利用の姿について議論し、その実現に向けた方策を検討していくこととしておりますが、その検討に当たっては、ぜひ有識者の皆様方から、周波数の割り当てなど従来の電波行政の枠内に限定せず、産業や人材育成といったところまで踏み込んでいただき、我が国の強みをどのように生かしていくべきか、幅広い御提案をいただきますことを心から期待申し上げまして、簡単ではありますが、一言御挨拶とさせていただきます。 
 よろしくお願い申し上げます。

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