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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

ICTドリームスクール懇談会(第1回会合)(平成26年6月6日)

平成26年6月6日、新藤総務大臣及び上川総務副大臣は「ICTドリームスクール懇談会(第1回会合)」に出席しました。
本会合は、教育分野におけるICT利活用及びその普及促進を加速化させるため、ICTを活用した今後の教育・学習環境のあり方や、普及方策等について検討を行っていきます。
第1回会合では、教育情報化に関する現状認識、課題、期待などについて、各構成員から各々の立場でご発言をいただきました。


挨拶をする新藤総務大臣


【動画】挨拶をする新藤総務大臣

新藤総務大臣挨拶

 総務大臣の新藤でございます。今日は皆様方、お忙しいところを、私どもICTドリームスクールプロジェクトご参加いただきましたことを、まず御礼を申し上げたいと思います。 
 われわれは今、大きな転換点にあると。日本の国がこれまでの低迷、混乱状態から抜け出して、新しい希望と、そして持続可能な成長軌道を作ることができるのか、われわれはそれをやらなけらばいけないんですが、しかし、それは、ものすごい努力と発想の転換が必要だということだと思います。 
 今までのもちろんよいところは引き継ぐわけでありますが、併せて、仕組みを変える、また技術を新たなものを入れる、そういう中で、技術と技術を組み合わせて新しいものができないかなと、それがイノベーションだと思っています。 
 この国を発展させていく原動力になるのは、その中の1つのツールは間違いなくICTだと。この情報通信コミュニケーション技術を使って社会的課題を解決しつつ、新たな産業を作り、かつそれは、それぞれの地域の活性化や定住化に資するものになるだろうと。防災とか国土管理、さらには医療や福祉、様々な分野に、私たちはICTの応用が展開可能だと、総務省においてICT成長戦略推進会議というものを設けて、進めてまいりました。 
 その中で特に今回、教育分野において新しい取り組みができないだろうかと。既にもう先生方は、この取り組みをなされてる方々もいらっしゃいます。ICTを使って、子供たちの教育に飛躍的な、もしくは革命的な変化を作ることができたならば、それこそ、その地域その場所に素晴らしい教育があるならば、そこに行って教育を受けたいという人が増えるはずです。 
 それから、全国どんな場所においても、自分の能力を磨いてさらに成長させることができるならば、そこから新たな人材がまた輩出すると思いますし、一方で、いわゆる都市部への一極集中、都市への集中というものも、私は、それでかなりの解消ができるのではないかと、いろいろな思いがございます。 
 ですから端的に言いますと、小さな山奥の学校なのに最高レベルの教育が施されていて、そして、ものすごい学力や個性豊かな子供たちが育っていて、その教育が受けたいがゆえに、過疎地なのにそこに人が増えるとか、それから町の中でも、今まで一生懸命勉強していたが、やり方を変えたら、驚くべきことに、それぞれがみんな成果を出すようになったとか、こういうことがICTを使ってできないだろうかと。 
 したがって、コンピューターの関係のご専門の方も入っていただいてます。また、実際に教育の実践をされてる教育者の方にも入っていただきました。さらには、何と言いましてもそれは、地域のことは自治体の皆さんがおやりになっているわけですから、自治体のご関係の方にも入っていただき、学識者の方と含めてやろうと。これは、まさに夢の学校教育ができないかと。 
 それはもちろん、文部科学省が一生懸命おやりになっております。それから総務省も、フューチャースクールプロジェクトとか、もう既にやってるので、それらを否定するものではありません。いろんな取り組みをなされてるわけでありますが、われわれは、また切り口を変えてこの新しいアイデアでできないだろうかと、こういう思いで動き出していったのが今回のプロジェクトであります。 
 ぜひ、したがって、大体において、素晴らしい革新というのは荒唐無稽な、そんなことはできないだろうというところから始まる場合もあります。それから、最初に志をという目標値を下げれば、その段階にとどまるわけでありますので、できる、できないじゃなくて、こうあるべきだと、こういうことができるのではないかと、こういう観点から思い切ったご議論をいただいて。 
 また、総務省というのは地方自治をお預かりしています。情報通信の基盤を持っています。ですから、われわれはこの実践をする基盤があるわけであります。そして、この何よりも文部科学省そして安倍総理のもとで、内閣全般にそういった政策を共有する、そのわれわれが橋渡しをするということでございます。 
 ぜひ、だいぶふろしきを広げておりますけど、でも、本気でできると思っております。必ずやれるのではないかと、こういう思いでお願いいたしましたので、皆様方のご活躍と、そしてご協力をお願いいたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございます。

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