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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会 設立記念シンポジウム(平成26年6月12日)

平成26年6月12日、新藤総務大臣は「地域の元気創造有識者会議」の中嶋健造委員が新たに設立したNPO法人「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」の設立記念シンポジウムに出席し、挨拶を行いました。


挨拶をする新藤総務大臣



【動画】挨拶をする新藤総務大臣

 


新藤総務大臣挨拶


 みなさんこんにちは。
 ご紹介を頂戴いたしました、総務大臣を拝命しております新藤義孝でございます。今日はですね、この自伐型林業推進協会の設立の日でございます。ご関係の皆様方、随分ご苦労をいただいたと思いますが、私はとても画期的な一日になったのではないかと思っておりますし、喜んでお邪魔をさせていただいた次第でございます。ただ、私は中嶋さんの話を終わらせようと思ってきたわけではありません。中嶋さんの話を聞かせてもらいたいなと、もっと前から来られれば良かったのですが、まだお話をされているなら中嶋さんの話を聞きたいと思って入ってきたわけでありますけれど、私をまるで逃げるかのようにですね、話をやめてしまいました。愛すべき方でございます。そして、痛快な人だと思います。
 今、私は総務大臣を拝命しましてから、私たち日本政府の役割は、長期低迷したこの国を立て直してもう一回元気な国をつくろうじゃないかと、それは一度に国全体が元気になるわけではないんです。色んな地域があって、色んな仕事や生活があってたくさんの人々がいます。ですから、まず目の前の自分たちができることを頑張って、それぞれの地域のそれぞれのやり方で元気になる、それぞれの産業はそれぞれのやり方で工夫をしてイノベーションを起こしていこうではないかと。イノベーションというと最先端のハイテク技術を使ってというのがイノベーションではないんですね。そうではなくて、色々なチエとチエを結束させて、接続させて新しい物事を起こすことがイノベーションだと、そういうことで地域の元気をつくっていこうという「地域の元気創造本部」というものを総務省でつくりました。
 そこで、どんな風にすれば元気になるかということで、色んな有識者の方に集まってもらおうという時にお入りいただいたのが中嶋さんです。学者の先生から大きな企業の社長さんから色んな人、もちろん町おこしをやっている人、様々な方に入ってもらえたんですけれど、その中で中嶋さんの話が痛快極まりないと。そのかわり言いたいことを言いますから、今のなになに庁はだめだとか、よく言いますよ、だけどそれはほんとに何とかしたいという思いからだということでございます。この中嶋さんがやっている自伐型林業、これは、国土の森林面積7割、その7割を占める森が痛み、かつ、経済価値が中々上がらない、こういう中で自分たちの身の丈に合った仕事で、そしてそれぞれの町で自分の暮らしと家族を支えることが出来るこういう新しいスタイルがあるのではないかと、これ強烈な我々はイメージだったわけであります。お話を色々聞かされてとにかく何とか見なきゃいけないということで、去年私もいの町まで行って現場を見て参りました。なるほど、こうやってやれば少ない投資で調達可能な投資でですよ、仕事が進められるのなら、これはもっと応援しようじゃないか、今日は林野庁の長官も来ていただいているわけですけれども、この長官は最大の理解者ですよ。ですから、今までの林野庁は中々進まなかった、別にこれは悪意があったわけではありません。だけど、良いアイデアがあって取り込んで林野庁でもぜひやっていこうじゃないかと、国として取り組んでいこうじゃないかと、私も総務大臣として林野庁にはそういった話をさせていただいております。それが、林業の発展とともに地域の活性化になるんですよ、その地域の元気が日本の元気になってくるのだと、こういうことを期待しまして、また、必ず出来るんだと信じて、ぜひ皆様方には推進協会が出来たと言うことは、横の連絡、全国にネットワークを張って、出来る所色々あると思います。ですから、そういうことをぜひ展開していっていただきたいと、それは、自らがみなさんとお仕事をするとともに、地域の自治体や企業と一緒にぜひ色んな連携をとっていってもらいたい。そうした塊が出来た時には我々総務省は、その地域活性化の支援として様々なお手伝いが出来るような制度を整えている、また、予算措置も含めてご用意させていただきたい。
 今日私の隣にいます坂本哲志先生は、その時の副大臣で一緒にやっていただいた方でございますから、色々国会にも応援団がたくさんいると。それから、おそらく地元の中谷元代議士も後ほどおいでになるのではないかと思いますが、私が(いの町へ)行った時もお付き合いいただきました。そうやってみんなで力を合わせてやろうではないかということであります。ですから、色んなとこで元気が生まれること、それこそが日本のダイナミズムだと思います。今日は、協会ができて、皆さんがそれぞれの立場でご活躍いただきますよう重ねてお願いと、そして期待をさせていただきまして、お祝いと代えさせて頂きます。どうもおめでとうございました。

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