報道資料
平成27年6月16日
中国総合通信局
山口県内のAMラジオ難聴対策でFM補完中継局に予備免許
都市型難聴対策で中国管内初
中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、山口放送(株)から免許申請のあったFM補完中継局に対して、本日、予備免許しました。
本中継局は、山口県の県庁所在地及びその周辺で発生している都市型難聴や外国波混信を解消すると共に災害対策を目的に設置をするものです。
なお、都市型難聴対策としてのFM補完中継局は管内初となります。
* 予備免許した中継局の概要
1 申請者 山口放送株式会社
2 送信所設置場所 山口県防府市
3 局名 KRY山口FM
4 周波数 92.3MHz
5 空中線電力 1kW(最大実効輻射電力6.3kW)
6 放送区域概略図
別紙のとおり
【FM補完中継局】
FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。
総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV−Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、従来より、開設可能であった外国波混信対策を目的とするものに加え、平成26年5月7日から、災害対策又は都市型難聴対策及び地理的・地形的難聴対策を目的とするものの開設が認められることになっています。
ページトップへ戻る