平成23年5月18日up
北海道総合通信局は、北海道地方非常通信協議会及び北海道テレコム懇談会との共催により、5月13日(金曜日)、札幌第1合同庁舎2階講堂において「平成23年度北海道地方非常通信協議会定期総会記念講演会」を開催しました。
本講演会は、防災教育の立場から家庭における災害対処法や自助・共助のあり方を学び、防災や災害対策に役立てていただこうと、北海道教育大学札幌校 准教授 佐々木貴子(ささき たかこ)氏を講師にお招きし、「いざは、普段なり −自助・共助 見直しのとき−」と題してお話しいただきました。
講師は釧路で育ち、下町に遊びに行くときには祖母が必ず「地震が起きたら遊びをやめて、坂を登って帰ってくるのですよ。」と声をかけてくれたそうです。テレビ・ラジオの情報に頼りすぎずにまず逃げること、自分の命は自分の判断・責任で自分で守ること、小さい頃からの教育が重要であること、住民同士で避難を想定した災害時徒歩訓練を行っておくと普段見過ごしていた事が見えてくることなどを話されました。
また、緊急事態発生時に行うこととなっている児童の引き取り要請を、今回の震災で学校から保護者に対して行ったが、携帯電話の不通によりメールが届かず、翌日まで学校で児童を保護することとなったケースを例に、普段から他の保護者にも代理引き取りを頼んでいるか、引き取りに行ったとき、子どもが何年何組か、担任の先生の名前が言えるかなど、自分や家族を守るための普段からの備えの必要性を述べられました。
参加者は、災害時徒歩訓練の際に注意すべきポイントを質問したり、子どもの担任の名前は?と自分自身に問いながら、普段の備えで被害を小さくするためのシンプルで重要なポイントに熱心に耳を傾けていました。
会場の様子
北海道教育大学札幌校 准教授 佐々木 貴子 氏