電波が人体に与える影響は?
− 電波の安全性に関する説明会を開催しました −
平成23年7月1日up
携帯電話やテレビ・ラジオ放送をはじめ、電波は様々な形で利用され、私たちの暮らしを豊かに便利にしています。一方、電波は目に見えないため、人体等への影響に不安を感じる方もいます。
そこで、北海道総合通信局では、電波の性質や人体等への影響など電波の安全性についての理解を深めていただくことを目的に、6月27日、札幌市内において、「電波の安全性に関する説明会」(共催:社団法人電波産業会、北海道テレコム懇談会)を開催し、153名の方々が参加しました。
はじめに、北海道総合通信局 電波監理部長 山口 浩から「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題し、電波が人体等に与える影響についてどのような研究が行われ、安全基準に反映されているかなど、総務省の取り組みを説明しました。携帯電話基地局からの電波の届き方など具体的事例を挙げ、実際の電波の強さは電波防護指針以下となっていることや無線設備の規則に反映されていることを説明しました。
次に、国立保健医療科学院 生活環境研究部 上席主任研究官 牛山 明 氏は、「電波の安全性とリスクマネージメント」と題して、研究からリスク評価が導かれることや、電波環境におけるリスク管理の考え方について講演されました。世の中に氾濫する様々な情報は、特に研究対象の標本数が不十分であったり、評価に偏りが出る場合もあるので、研究結果やそれに関する報道の背景を考え、多様な情報から自分自身で判断していくことの重要性が強調されました。
また、先日、世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)から、携帯電話等に用いられる電波の発がん性評価として、携帯電話の使用について、「人に対して発がん性があるかもしれない」と発表されたことに関して、総務省の今後の取り組みを説明するとともに、牛山氏からはIARCの研究結果についても講演されました。
北海道総合通信局では、今後も道内各地で電波の安全性に関する説明会を開催していくこととしております。また、総務省では平成23年8月1日(月曜日)13:00からKFCホール(東京・両国)において、WHO及びIARCの健康リスク評価に携わった経験のある専門家の方から、携帯電話等の電波による健康影響や国内外のがんの発生トレンド等について、講演していただくこととしております。
詳細は
総務省ホームページをご覧下さい。


北海道総合通信局電波監理部長 山口 浩

国立保健医療科学院 生活環境研究部
上席主任研究官 牛山 明 氏
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